WordPressのログインユーザー名を忘れた時の対応

WordPressのユーザー名を忘れた時の対応

この記事では、WordPressの管理画面にログインするユーザー名を忘れた時の対応方法について、くわしく解説していきます。

レンタルサーバーは、エックスサーバー、「ConoHa WING」、ロリポップを対象としています。

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修正履歴

2024.05.24) 「ConoHa WING」、ロリポップのユーザー名確認方法を追加。

2024.09.04) 「ConoHa WING」のDB接続パスワードの確認方法を修正。

2025.02.19) 「ConoHa WING」のDB名、ユーザー名の確認方法がわかりづらかったので修正。

2025.03.08) メールアドレスによるログイン方法とユーザー名の確認方法を追加。

WordPressの管理画面にログインできない原因にはいろいろありますが、ログインユーザー名を忘れた場合もログインすることはできません。

対応としては、

WordPressに紐づいているデータベース内のログインユーザー名を確認することで、ログインできるようになります。

ちなみに、ログインパスワードを忘れた場合は、以下の記事を参考にしてください。

この記事では、データベース接続ツールのphpMyAdminを使って、WordPressにログインできるユーザー名に、あわせて、メールアドレスユーザー権限の確認方法を詳しく解説していきます。

また、以下のレンタルサーバーごとにユーザー名の確認方法を書いているので、該当のレンタルサーバーを利用している人は、ぜひ参考にしてください。

他のレンタルサーバーを利用している場合でも、以下の3つがわかれば、「WordPressのログインユーザー名を確認する」を参考にすれば、ログインユーザー名を確認できます。

  • データベース名
  • ユーザー名(DB接続用)
  • パスワード(DB接続用)

ぜひ、参考にしてください!

目次

メールアドレスでログインできるか確認する

ログインユーザ名を確認するその前に!

WordPressは、デフォルトではユーザー名またはメールアドレスでログインできるようになっています。

つまり、ユーザー名を忘れてもメールアドレスでログインできるんです!

ただし、セキュリティ系プラグイン「XO Security」などでは、メールアドレスでのログインを禁止にする設定が可能なので、この設定がされているとメールアドレスでのログインはできません。

プラグイン「XO Security」では、メールアドレスでのログインを禁止することが可能

ともかく、メールアドレスでログインしてみよう!

メールアドレスでのログインが禁止かどうかはさておいて、物は試しでメールドレスでログインしてみましょう!

メールアドレスでログインできれば、ログインできない問題はこれで解決です。
ログインすると、管理メニューの「ユーザー」→「ユーザー一覧」でログインユーザー名も確認できます。

ただし、メールアドレスでもログイン可能となっているのは、不正アクセスを考えるとよろしくないです。

以下の記事を参考にしてメールアドレスでのログインを禁止にしましょう。

メールアドレスでログインできない場合

メールアドレスでログインできなかった場合は、メールアドレスでのログインが禁止されている可能性が高いです。

メールアドレスに間違いなければ、ログインユーザー名がわかる方法がありますよ。

実は、メールアドレスがわかっていれば、パスワードリセットによるリセットメールでログインユーザーが確認できるんです。

ログイン画面の一番下にある「パスワードをお忘れですか?」をクリック。

リセットメールからログインユーザー名を確認する

「メールアドレス」(①)を入力し、「新しいパスワードを取得」(②)をクリック。

リセットメールからログインユーザー名を確認する

届いたリセットメールに、ログインユーザー名が書かれているのを確認できます。

リセットメールからログインユーザー名を確認する

これで、ログインユーザー名がわかったので、ユーザー名とパスワードを入力すればWordPressにログインできるようになります。

なお、リセットメールの下にあるリンクをクリックしなければパスワードはリセットされません。

ログインユーザー名が確認できれば、当初の目的は達成したので以降の手順は不要ですね。

データベース情報を確認する

データベース接続ツールのphpMyAdminを使う場合は、接続するデーターベース名、DB接続ユーザー名、DB接続パスワードの情報が必要となるので、まずはこれらの情報を確認します。

レンタルサーバーごとにデーターベースなどの確認方法は違うので、以降では以下のレンタルサーバーそれぞれの確認方法を書いています。

エックスサーバー

エックスサーバーで、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。

以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。

サーバーパネル – ログイン

「WordPress簡単インストール」をクリック。

XServerのWordPress簡単インストール

ユーザー名を調べたいWebサイト(ドメイン)の「選択する」をクリック。

ユーザー名を調べたいWebサイト(ドメイン)を選択

データーベース名、ユーザー名、パスワードを確認します。(メモにでも控えておく)

データベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

これで、データベース名、ユーザー名、パスワードが確認できました。

データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。

サーバーパネルのホーム画面に戻って、「phpmyadmin(MariaDB10.5)」をクリック。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

メモしていた「ユーザー名」と「パスワード」を入力して「ログイン」をクリック。
phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する
phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

Webサイトに紐づいているデータベースに繋がりました。

これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。

ConoHa WING

「ConoHa WING」で、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。

「ConoHa WING」のコントロールパネルにログイン。

コントロールパネル(ConoHa WING)

対象となるドメイン(①)を選択し、「サイト管理」(②)をクリック。

Conoha WINGのコントロールパネルでサイト管理をする

「ファイルマネージャー」をクリック。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

対象の「ドメイン(Webサイト)」(①)をクリックし、「wp-config.php」(②)を選択したら右クリックで「プレビュー」(③)をクリック。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

データベース、ユーザー名、パスワードは、それぞれ、DB_NAMEDB_USERDB_PASSWORDの右に書かれているのでメモします。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

これで、データベース名、ユーザー名、パスワードが確認できました。

データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。

「phpMyaAdmin」をクリック。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

メモしていたユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」をクリック。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。

「ConoHa WING」でデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

Webサイトに紐づいているデータベースに繋がりました。

これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。

ロリポップ

ロリポップで、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。

以下のロリポップのユーザー専用ページにアクセスし、ログインします。

ロリポップ!ユーザー専用ページ

サイト作成ツール(①)→「WordPress簡単インストール」(②)をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

一番下にある「WordPressインストール履歴」の中から、対象のWebサイト(URL)を探します。
見つかったら、データベース名、テーブル接頭辞をメモします。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

次はユーザー名、パスワードを確認するので、「サーバーの管理・設定」(①)→「データベース」(②)をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

データベースの一覧から、メモしていたデータベース名と一致するものを探します。
見つかったら、データベースホスト、ユーザー名をメモし、「操作する」をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

「パスワード確認」をクリックすると、パスワードが表示されるのでメモします。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

これで、データベース名、テーブル接頭辞、データベースホスト、ユーザー名、パスワードが確認できました。

データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。

元の画面に戻って、「phpMyAdminを開く」をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

メモしていたユーザー名、パスワードを入力、「サーバーの選択」ではメモしていたデータベースホスト名を選択して、「ログイン」をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。

ロリポップのデーターベース名、ユーザー名、パスワードを確認する

これで、Webサイトに紐づいているデータベースに繋がりました。

これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。

WordPressのログインユーザー名を確認する

ここからは、全レンタルサーバー共通の手順となります。

phpMyAdminのデザインはレンタルサーバーによって若干異なりますが、ログインユーザー名の確認方法は同じです。

では、ログインユーザー名を確認します。

テーブル一覧から「wp_users」をクリック。
ロリポップの場合は、接頭辞(xx_)が先頭にくっついた名前になります。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

user_loginの列に表示されているのがログインユーザー名になります。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

WordPressで複数のユーザーを登録している場合は、ここで複数のログインユーザー名を確認できます。

ログインユーザー名以外の情報を確認

「wp_users」のテーブルには、ログインユーザー名以外に、メールアドレスログインパスワードも格納されています。

残念ながら、ログインパスワードはセキュリティの関係で復号化できない暗号パスワードが格納されているので、ログイン時に入力するパスワードを確認することはできません。

ログインパスワードがわからなくなった場合は、以下の記事を参考にしてください。

メールアドレスは、右の方にあるuser_emailの列で確認できます。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

また、ユーザーIDを使って、別のテーブルでログインユーザーの権限を調べることもできます。

テーブル一覧で「wp_usermeta」をクリック。
ロリポップの場合は、接頭辞(xx_)が先頭にくっついた名前になります。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

まず、user_idの列の中で、先のテーブル(wp_users)のユーザーIDと一致するものを探します。

見つけたら、「meta_key」の列にwp_capabilitiesと表示されているレコード(行)を探し、「meta_value」を確認。

そこに、[administrator]などの権限名が書かれていることを確認できます。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

上の画像にあるように、データベースの名前からWordPressの権限がわかります。

■Tips ページを移動するには?

レコード(行)は複数ページにまたがっているので、「>」で次のページに移動できます。

phpMyAdminでユーザー名とアドレスを確認する

まとめ

WordPressにログインするユーザー名を忘れた場合は、DBに接続してユーザー情報を確認するしかありません。

DB接続にはphpMyAmdinというツールを使うことになりますが、操作を間違うと格納されているデーターを削除する可能性もあるので、できればこのツールの利用はさけたいものです。

ユーザー名、メールアドレスは忘れないようにしましょう!

なんとかログインユーザー名がわかっても、今度はパスワードを忘れているかもしれません。

その場合は、以下のまとめ記事に書いているパスワードのリセットを試してみてください!

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