この記事では、サイト(ブログ)をメンテナンスモードにできるプラグインの使い方について解説します。
運営しているサイトを、事情により一時的に閉鎖したり、メンテナンス中にしたいことがありますよね。
ここでは、よく見かける「ただ今メンテナンス中」のメッセージが表示されるように、プラグインを使ってメンテナンスモードにしていきます。
この記事では、プラグイン「Maintenance」のインストールや設定について解説していきます。
※名前が似てますが、「WP Maintenance Mode」ではありません。
インストールするだけで「メンテナンスモード」にできるので、超簡単でおすすめです!(メッセージや背景画像などのカスタマイズも可)
必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!
「WP Maintenance Mode」が表示されない
メンテナンスモードにできるプラグインとして、ほとんどのサイトが「WP Maintenance Mode」を紹介しています。
でも、プラグインの追加画面で「WP Maintenance Mode」で検索させても、検索結果に表示されないんですよね。

開発中止でなくなった?
調べたら、「LightStart - Maintenance Mode, Coming Soon and Landing Page Builder」という名前に変わっていました。(名前長すぎ!)
試しに、「LightStart 」をインストールして使ってみました。
でも、これから紹介するプラグイン「Maintenance」の方が、注意点が1つありますけど、断然使いやすいですね。
サクッとメンテナンスモードにしたい人は、次の
「メンテナンスモードプラグイン「Maintenance」の使い方」
に進んでください。
「LightStart 」をインストールしたい場合は、後述の「プラグイン「LightStart」のインストール」を参照ください。
メンテナンスモードプラグイン「Maintenance」の使い方
では、プラグイン「Maintenance」の使い方です。
「Maintenance」のインストール
プラグイン「Maintenance」をインストール→有効化します。
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。


プラグイン名「Maintenance」を入力します(自動でプラグインの検索が実行)


「今すぐインストール」(①)→「有効化」(②)をクリック。


「非表示」をクリック。


これでインストールと有効化は完了ですが、引き続き設定を確認します。
「Settings」をクリック。


以下の画面が表示される場合は、グレーの部分をクリックしてライセンス画面を閉じます。


設定画面の上の方を確認すると、以下のようにメンテナンスモードが「ON」になっていることがわかります。


【注意】
インストール直後の状態では、不正ログインが可能となるので、かなり危険です。(ログイン画面が表示される)
次の手順で、ログイン画面が表示されない設定をするので、必ず次の手順に進んでください。
鍵のアイコンを非表示にする
不正ログインができないように「鍵」のアイコンを消す設定に変更しましょう。
その前に、インストール直後はどのような状態になっているかをちょっと解説。
下の画像は、インストールが完了した直後の「トップページ」(https://ドメイン名)です。



右に見える「鍵」のアイコンが問題なんです。


トップページはシークレットウィンドウで開く
WordPressの管理画面にログインしたままの状態では、上のメンテナンス画面は表示されません。
必ず、シークレートウィンドウを使って「トップページ」(https://ドメイン名)を開いてください。


試しに、右にある「鍵」のアイコンンをクリックしてみます。


ユーザー名、パスワードが入力できるログインフォーム(画面)が表示されます。
このままだと、ユーザー名とパスワードによる不正アクセスのリスクがあるため、かなり危険です。
「鍵」のアイコンが表示されないように設定を変更します。
「Enable Frontend Login」のチェックを外して「Save Changes」をクリック。


すると、鍵のアイコンが消えるので、不正ログインを防ぐことができます。


メンテナンスモードを無効化する
メンテナンスモードの状態を解除(無効化)するのは簡単です。
以下のメンテナンスモード切り替えボタンを押して「OFF」に変更し、「Save Changes」をクリック。
※「有効化」はもう一度切り替えボタンを押します。


メンテナンスモードの有効状態を確認
管理画面にログインした時に、現在のメンテナンスモードはさきほどの切り替えボタンで確認することができます。
でも、設定画面を見なくても簡単に確認する方法があるんです。
それは、管理画面の上にある「ツールバー」を見れば一目瞭然です。


Cocoon、SWELLのどちらも、「メンテナンス is On」または「メンテナンス is Off」と表示されるのでわかりやすいですね。
ちなみに、「メンテナンス isOn(Off)」の部分をクリックすると設定画面に移動できます。
プラグインのカスタマイズ
「Maintenance」は、メンテナンス画面の見た目をカスタマイズすることもできます。
見出しや説明などの文言のカスタマイズ
赤枠部分が変更可能です。


参考までに、以下はカスタマイズの例です。
「現在メンテナンス中です」
「現在メンテナンス中です」が表示されるように修正。


見出し | 現在メンテナンス中です |
説明 | Currently under maintenance. |
「当サイトは削除しました」
「当サイトは削除しました」が表示されるように修正。


見出し | 当サイトは閉鎖しました |
説明 | This site has been closed |
背景画像のカスタマイズ
背景画像を変更することもできます。
「背景のアップロード」をクリック。


メディアライブラリの画面が開きます。
「ファイルをアップロード」をクリックして背景画像をアップロードし、下にある「画像を選択」をクリック。


プラグイン「LightStart」のインストール
プラグイン「LightStart - Maintenance Mode, Coming Soon and Landing Page Builder」のインストール手順です。※(旧「WP Maintenance Mode」)
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。


プラグイン名「LightStart」を入力します(自動でプラグインの検索が実行)


「今すぐインストール」(①)→「有効化」(②)をクリック。


「Image and speed optimisation」のチェックをはずして、「Continue」をクリック。


「Image and speed optimisation」は画像と表示スピードを最適化するオプションのようですが、不要なのでチェックはしないでください!
「I’ll skip for now thanks!」をクリック。


「Go to settings」をクリック。




ステータスの「有効化」は、「メンテナンスモード」を示しています。
シークレットウィンドウで「トップページ」を表示させてみると、以下のような画面が表示されます。
※先の設定画面でチェックされた画面が表示され、「デザイン」タブで他の画面イメージを選ぶことが可能。


これで「LightStart」のインストールは完了ですが、このプラグインは最適化やその他のオプションがあったりと、多機能なプラグインとなっています。



いらない機能がちょっと多いですね。
使いたいのは「メンテナンスモードの切り替え」だと思います。
「LightStart」はオーバースペックなので、最初に紹介した「Maintenance」がおすすめですよ。
まとめ
ここまで、メンテナンスモードにできるプラグインの使い方を紹介しました。
メンテナンスモードにすると、放置状態が長くなるでしょう。
WordPressのログインURLを標準から変更していないと、不正ログインのリスクが高くなります。
まだ変更していない場合は、以下の記事でログインURLを変更しましょう!
必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!