この記事では、エックスサーバーを実際に使ってわかったこと(機能、メリット、デメリット)について、くわしく解説していきます。
2024.06.19) MySQLユーザー数の制限撤廃による修正。
2024.11.05) エックスサーバーの新しいキャンペーンにあわせて修正。
2024.11.28)エックスサーバーの友達紹介割引きの変更に伴う修正。
2024.12.04) エックスサーバーの新しいキャンペーンにあわせて修正。
長く使ってみてわかったデメリット(悪いところ)、メリット(いいところ)を正直に書いているので、エックスサーバーを検討中の人は、ぜひ参考にしてください!
エックスサーバーの現在のキャンペーン
現在実施されているエックスサーバーのキャンペーンについて、簡単に書いてみました。
エックスサーバーでは、キャンペーンとお友達紹介のダブル割引きを使った申し込みが可能!
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無料独自ドメインでサーバー運営費が削減できる
スタンダードプランで12か月の契約で無料独自ドメインが1個、24か月以上で2個もらえますが、現在、独自ドメインは安いものでも年間の更新費用が1個2,000円程度かかります。
そのため、無料独自ドメインをもらった場合、契約期間が長ければ長いほど負担が大きい更新費用を節約することができます。(以下は2個の場合)
- 1年間 → 4,000円が無料
- 2年間 → 8,000円が無料
- 3年間 → 12,000円が無料
通常ブログを運営するためにはサーバー費用とドメイン更新費用が必要ですが、無料独自ドメインを利用すると運営費用はサーバー費用だけとなります。
エックスサーバーのメリット(いいところ)
では、エックスサーバーのメリット(いいところ)について。
ざっと、エックスサーバーのメリット(使ってみたいいところ)を書いてみると、以下のようなものがあります。
自動バックアップ(無料)
エックスサーバーの場合、全プランで自動バックアップが無料で実施されます。
サイトに問題があった時でも、自動バックアップから復元できるのでかなり安心ですよ
全サイトにたいして1日1回自動バックアップが実行され、過去2週間分のバックアップデータが専用のバックアップサーバーに保存されます。
例えば、サイトにアクセスできないなどの致命的な問題が発生しても、前日のバックアップデータから簡単に復元することが可能です。
どうやって、日々のバックアップをするか?というのは結構悩ましいものがあるので、何もしなくてもバックアップしてもらえるのはかなり大きなメリットだと思いますね。
積極的な投資
エックスサーバを使い続けて、一番すごいと思ったのが「積極的な投資」ですね。
新規申込みの人は当たり前ですが、既に利用しているユーザーにもハイスペックサーバーを提供すしているので、「常に満足してもらえるレンタルサーバー」を目指しているのがわかります。
つい先日も、スペックアップしたサーバーへの移行案内があったのでさっそく移行してみました。
スペックアップすると、明らかにページ表示が速くなるので気持ちいいです!
投資という意味だと、サーバーパネルの改善や機能追加の方も頻繁に実施されていて、僕が知っているだけでも以下のものが機能追加されました。
- ドメイン管理セキュリティ強化 New
- ディスク容量の増量(300GB → 500GB) New
- WordPressリカバリー
- SSL設定の簡略化
- 「サイトコピー」の追加
- テーマインストールの強化(SWELLの割引購入とインストール対応)
- 設定対象ドメインの選択(操作性アップ)
- ドメイン、データベースのコメント付加機能追加
ともかく、エックスサーバー常に顧客満足度を追求しているサーバー事業会社だと思います。
安定感/安全性
エックスサーバーは「老舗(しにせ)」と呼ばれるほどにサーバー事業の歴史が長いため、その経験を生かした「安定感」や「安全性」を実感することができます。
今まで、二回ほどサーバーに繋がりにくくなったことがありますが、長く使っていてもトラブルらしいトラブルはこれぐらいですかね。
7年もの間、ほぼ毎日使っていますが、致命的な問題や困ったことは一度もありません。
また、エックスサーバー独自のセキュリティ対策機能も用意されているので、外部からの不正ログインを抑止することも可能です。
Webサイトのセキュリティ対策(タップで展開)
WordPressのセキュリティ対策(タップで展開)
利用料金
他社の中では、ここ2、3年の間に利用料金を値上げしているところが多いです。
たいしてエックスサーバーの値上げは、僕が使っている間だけでも7年間に一度だけで、それも月額でたった20円のアップでした。
さすがにこの先もずっと値上げがないとはいいきれません。
ですが、それでも価格維持宣言をしているぐらいだから、料金の値上げにはそんなに神経質にならなくてもいいのかなと思います。
スピード
利用料金がそこそこ安い割には、スピード(ページ表示)は決して遅くないんですよね。
どっちかというと速い部類になります。
レンタルサーバー17社中4位に入るぐらいのスピードはあるので、スピードの面でも満足できますよ!
引用:【2024調査】レンタルサーバー等の速度ランキング【WordPress】
さすがに、ネットが混雑している時間帯なんかだとWordPressの管理画面の反応が悪くなることがたまにありますが、それでも許せる範囲です。
初期ドメイン
エックスサーバーに申し込む時に申込み画面でサーバーIDを入力しますが、このIDははそのまま初期ドメイン名として利用されます。
初期ドメインのURLは「https://サーバーID.xsrv.jp」になりますが、後ろにxsrv.jpが付くので初期ドメインというよりエックスサーバーのサブドメインといった方がわかりやすいですね。
で、このエックスサーバーのサブドメイン、実は最近注目されてるんですね。
なぜかというと、エックスサーバーのサブドメインがかなり強いからなんです。(ドメインパワーが強い)
ドメインが強いと、独自ドメインと違って投稿記事を検索で上位表示させるのに時間がかかりません。
これは、Googleから評価されているドメインパワーが強いサブドメインを利用しているからです。
ブログで稼ぐ時の最初のハードルはアクセスを集めることです。
アクセス集めに時間がかかればかかるほど、モチベーションを維持するのが難しくなるんですよ、いや本当に。
以前と違い、現在のGoogleは企業サイトを優遇して評価しているため、個人がブログで稼ぐのはかなり厳しい状況になっています。
エックスサーバーのデメリット(悪いところ)
続いては、エックスサーバーの悪いところ。
Webサイトの削除が面倒
つい最近、「新デザインのサーバーパネル」(後述の画像参照)が提供開始されました。
この新デザインはかなり使い勝手向上されているので、「Webサイトの削除が面倒」という欠点も解消されています。
ログインアカウントが複数ある
エックスサーバーでは、以下のように機能ごとに別々のページ(画面)が分かれています。
- サイト運営で利用する「サーバーパネル」
- アカウント/サービス/ドメインを管理する「XServerアカウント」
- ファイルマネージャー(サーバー内のファイルを直接操作)
ログインページによって、使えるログインアカウントが異なることがあるので、エックスサーバーを使い始めの頃は多少戸惑うかもしれません。
ただ、XServerアカウントの画面の中にサーバーパネルに簡単に移動できるボタンが用意されているので、そのあたりを上手に使いこなせると、戸惑いや面倒くささも感じなくなると思います。
慣れたらたいした問題ではないんですが。
エックスサーバーの機能
エックスサーバーでは、サイト(ブログ)を効率よく運営できるように多くの機能が用意されています。
サーバーパネル画面(タップで展開)
11/5にサーバーパネルがリニューアルされました。
ちょっと使ってみましたが、無駄な画面遷移(切り替え)がなくなっているのでかなり使いやすい画面になっています。
下の画像は、旧デザインのサーバーパネルです。(まだしばらくこちらも併用して使えます)
全部の機能は書ききれないので、ここでは、僕がよく使っている機能を以下に書きだしてみました。
- WordPress簡単インストール(WordPressとテーマの同時インストール)
- サイトコピー
- Webサイト削除(WordPress/ドメイン/DB)
- ドメイン設定/SSL設定
- サイト転送設定
- WordPress簡単移行(他社サーバからのサイト引っ越し)
- ファイルマネージャー
- 自動バックアップ/復元
- PHPバージョンアップ
他のレンタルサーバーも機能的には充実していますが、エックスサーバーはサーバー事業として歴史が古いため、サイトを運営するうえで「どのような機能が必要なのか」ということをよくわかっています。
なので、他社のサーバーと比べてもより便利な機能が提供されているんです。
独自機能(SWELLのインストール)
エックスサーバーからSWELLを購入すると、エックスサーバー独自の機能としてWordPressと一緒にSWELLをインストールすることができます。
自分でSWELLの公式サイトからテーマファイルをダウンロードして、WordPressにインストールするというのは、慣れていても地味に面倒な作業なんですよね。
新規サイトを開設をするたびにインストール作業が必要になりますが、エックスサーバーだとWordPressとSWELLが同時にインストールされるので、かなり楽ができます。
現在、有料テーマの一番人気は圧倒的にSWELLです!
X(旧ツイッター)ではSWELLの話題がよく流れてくるので、人気のテーマであることが実感できます。
この【還じいブログ】もSWELLで作っています。
もちろん、エックスサーバーから購入しました!
僕はいくつかのサイトをCocoonで作っていましたが、今は収益化されている一部のサイトはSWELLに乗り換えています。
次の記事で、SWELLの優れているところをまとめているので興味があれば読んでみてください。
エックスサーバーのスペック(仕様)
「スタンダード」プランのスペック(仕様)の詳細については、以下の公式サイトを参照ください。
スペックについては全部書いても意味ないので、サイト運営で一番重要な項目に絞ってピックアップしてみました。
ここだけ抑えておけば、問題なくサイトを運営できるかの判断がつくと思います。
独自ドメイン(Webサイト) | 無制限 |
データベース(MariaDB) | 無制限 |
ストレージ容量(SSD)※保存できるデータサイズ | 300GB → 500GB(2024.09.04に増量) |
WordPressのアップロード最大サイズ(規定値) | 1GB |
ストレージの容量は300GBと十分なサイズを確保しています。(最近500GBに増量されました!)
今まで画像を大量に使ったWebサイトをいくつか作ったことがありますが、300記事ぐらいでも2GBぐらいまでしか使ったことないです。
500GBだとざっくり250個のWebサイトを作れる計算なので、容量オーバーの心配はまずないでしょう。
個人的には100GBでも十分だと思います。
WordPressのアップロード最大サイズ
WordPressというよりもPHPアプリになりますが、エックスサーバーの場合アップロード最大サイズが規定値でなんと1GBもあります。
「ConoHa WING」やロリポップも使っていますが、どちらもアップロード最大サイズは32MBとか200MBぐらいで、エックスサーバーと比べるとかなり少ないんですよね。
1GBもあるので、記事数がかなり多かったり画像が多かったりサイトでなければ余裕でアップロードできます。
バックアップをよくやる人にとっては、意外と大きいメリットかもしれません。
ちなみに、アップロード最大サイズを増やす時にはちょっとした変更が必要になります。
エックスサーバーを使ってみた感想
ここまで、いいところ、悪いところ、機能・仕様について書いてきましたが、ざっくり7年使ってみた感想を書くと、
という感じですね。
他に、ロリポップと「ConoHa WING」も使っていますが、やっぱり一番使っているのがエックスサーバーです。
何度も書きますが、レンタルサーバーの運営会社としては「老舗」に入る方なので、使っている時の「安定感」はやっぱりあります。
長くサーバー事業を運営してきているということは、それだけ利用者も多くなります。
実際、エックスサーバーは最新の「サーバーシェア率」でも利用率が№1であることがわかりました。
引用:【2024調査】レンタルサーバー等の人気シェアランキング【WordPress、日本国内のおすすめ】
もし、レンタルサーバーをどこにしようか迷っているのであれば、
利用者が多いところを選べば、まず間違いないですよ!
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