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この記事では、他社サーバーからWebサイトをロリポップに移行(移転)する方法について、くわしく解説していきます。
2024.08.29) 「引っ越しが終わったらやること」を追加。
2024.09.02) 引っ越しのパターン追加と、「IPアドレスの確認」手順は不要なので削除した。
2024.09.03) 「ロリポップ内で引っ越しをする」を追加。
2024.11.01)ロリポップの新しいキャンペーンにあわせて修正。
この記事では、
他社サーバーからロリポップへWebサイトを引っ越し(移転)する
方法について、詳しく解説します。
Webサイトを引っ越しする場合、「同じドメインへの引っ越し」と「違うドメインへの引っ越し」の2つのパターンがあるので、それぞれの手順で進めてください。
引っ越しの手順 | 同じドメインへの 引っ越し | 違うドメインへの 引っ越し | 手順の参照先 |
---|---|---|---|
(1) ドメイン取得 | 〇 | (1) ~ (3)の手順は、以下の記事を参照。 【ロリポップ】ドメイン取得とドメイン設定(追加) | |
(2) ドメイン設定 | 〇 | 〇 | |
(3) SSL設定(有効化) | 〇 | ||
(4) WodPress簡単引っ越し | 〇 | 〇 | (4) ~ (6)の手順は、この記事で解説。 |
(5) ネームサーバー変更 | 〇 | ||
(6) SSL設定(有効化) | 〇 |
この記事では、(4)「WordPress簡単引っ越し」以降の手順について解説しますが、「違うドメインへの引っ越し」の手順についても触れていきます。
移行元は、WordPressで作ったサイトであればどのレンタルサーバーでもかまいません。
また、引っ越しに必要な情報も、次の3つだけです。
- https://ドメイン名
- WordPressのログインユーザー名
- WordPressのログインパスワード
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ロリポップの使い方の記事を中心にまとめているので、参考にしてください。
事前準備(プラグインの無効化)
ロリポップの公式ページには、「WordPress簡単引っ越し」の概要や注意事項などが書かれています。
その中でも、注意すべきは以下の部分。
セキュリティ系のプラグインを導入していて、管理者ページのURLが変更されている場合は、引っ越しを行う際に一旦無効にして、引っ越しが完了した後に有効に戻してください
引用:WordPress(ワードプレス)簡単引っ越しの利用方法
引っ越し(移行)では、移行元のWordPressにログインしてサイトデータを引っ越しをします。
セキュリティ系のプラグインには「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」などがありますが、その他にもURLを変更するものがあれば、無効化は必須です。
以下は、「SiteGuard WP Plugin」を無効化する場合の手順です。
移行元サイトにログインし、「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック。
「無効化」をクリックします。
ドメイン設定(追加)
ドメイン設定が終わっていない場合は、引っ越しのパターンにあわせてドメイン設定を済ませてください。
ドメイン設定の手順 | 同じドメインへの 引っ越し | 違うドメインへの 引っ越し |
---|---|---|
(1) ドメイン取得 | 〇 | |
(2) ドメイン設定 | 〇 | 〇 |
(3) SSL設定(有効化) | 〇 |
(1) ~ (3)のいずれも、以下の記事に詳しく手順を書いているので、そのまま手順通りに進めてください。
WodPress簡単引っ越し
では、Webサイトを移行元から移行先に引っ越します。
以下のロリポップのユーザー専用ページにアクセスし、ログインします。
「サイト作成ツール」→「WordPress簡単引っ越し」をクリック。
引っ越し元のURL、ログインユーザー名、ログインパスワードと、引っ越し先のURLを入力し、「同意する」にチェックをつけて「引っ越しを開始する」をクリック。
※サブディレクトリに引っ越しをしたい場合はそのディレクトリ名を入力
- 引っ越し元のドメインを継続して利用する場合
-
「同じドメインへの引っ越し」する場合です。
この場合は、上の画像にも書いているように、「DNSをロリポップ!へ変更」→「独自SSL証明書の発行」の手順を進める必要があります。
この記事では「ネームサーバー変更」→「SSL設定(有効化」に該当するので、「ネームサーバー変更」に進んでください。
- 引っ越し元のドメインと異なるドメインを利用する場合
-
「違うドメインへの引っ越し」する場合です。
上の画像では、次の手順は「独自SSL証明書の発行」(SSLの有効化)と書いていますが、SSLの有効化まで終わっていたら、ここで引っ越しの作業は終わりとなります。
最後に、引っ越し後の作業として「引っ越しが終わったらやること」に進んでください。
「WordPress簡単引っ越し」のエラー
「WordPress簡単引っ越し」でエラーが発生することがあります。
以下のエラーの原因と対策を参考にして、対策後に再度引っ越しをしてください。
WordPressのログインURLが変更されている(タップで詳細展開)
以下のエラーは、WordPressのログインURLが標準のURLから変更されている時に表示されます。
ログインURLを変更しているプラグイン(SiteGuard WP Pluginや、XO Secrutiyなど)を無効化してください。
セキュリティ系プラグインが有効になっている(タップで詳細展開)
以下のエラーは、セキュリティ系プラグイン(SiteGuard WP Pluginや、XO Secrutiyなど)が有効になっている場合に表示されます。
プラグインを無効にしてください。(ログインURLを標準のURLに戻しただけではだめです)
WordPressのログインユーザー名、パスワードが間違っている(タップで詳細展開)
以下のエラーは、ユーザー名、パスワードのどちらかが間違っている場合に表示されます。
正しいユーザー名、パスワードを入力してください。
ネームサーバー変更
ドメイン名そのままで引っ越しをする場合は、この手順を実行します。
移行先(ロリポップ)のWebサイトにアクセスできるようにするためには、ネームサーバーの変更が必要です。
この記事では、移行元はエックスサーバーですが、他のレンタルサーバーの場合はそれぞれの手順で変更してください。
XServerアカウントにログインします。
移行元のドメインの右にある3点リーダーアイコン(①)→「ネームサーバー設定」(②)をクリック。
「その他のサービスで利用する」をクリックし、ロリポップのネームサーバーの名前を入力し、「確認画面へ進む」をクリック。
■ロリポップのネームサーバー
uns01.lolipop.jp
uns02.lolipop.jp
SSL設定(有効化)
ネームサーバーの変更が終わったところで「SSL設定(有効化」を進めたいところですが、すぐに設定することはできません。
反映が終わると「SSL設定(有効化」ができるようになりますが、どのくらいの時間で反映が終わるのかは一概には言えません。
もしかして1時間もかからずに終わるかもしれないし、半日程度かかるかもしれません。
ネームサーバーの変更反映の確認は、管理者ページURL(https://ドメイン/wp-admin)にアクセスした時のメッセージで判断できます。
反映が終わらないうちは引っ越し元のWebサイトが表示されますが、反映が完了すると上記メッセージに変わります。
このメッセージが表示されたら、以降の手順に進みましょう。
引き続きユーザー専用ページで、「セキュリティ」→「独自SSL証明書導入」をクリック。
「SSL保護されていないドメイン」で、WWWなし、WWWありのドメインにチェックをつけ、「独自SSL(無料)を設定する」をクリック。
※ドメインのチェックができない場合は、しばらく待ちましょう。
ドメインがチェックできない!(タップで詳細展開)
以下の画面のように、ドメインがチェックできない場合はまだネームサーバーの変更反映が終わっていません。
しばらく待ってみましょう。
公式ページに書いているように、有効化されるまでに5分ほどかかるようです。
「CTRL」 + 「R」でページを再表示させた時に、「SSLで保護されているドメイン」の方で「SSL保護有効」となっていたら、有効化は完了です。
引っ越しが終わったらやること
Webサイトの引っ越し作業が全て完了したら、やることがいくつかあります。
WordPresの設定変更
引っ越しをするとWordPressの一般設定のURLがhttpに替わっているので、これをhttpsに変更します。
その前に、これからログインするWordPressが本当にロリポップのWordPressになっているかを必ず確認してください。
ブラウザのキャッシュには注意!
ネームサーバーの変更反映が終わっても、ブラウザには引っ越し元へのアクセス情報がキャッシュとして残っています。
引っ越し先のWebサイトにアクセスしたつもりでも、実は引っ越し元にアクセスしていたということが結構あるので注意しましょう。
WordPressにログインする場合は、「メモしていた管理者ページURLにアクセス」→「ログイン画面でCTRL+Rを押す」→「ログイン」という手順でログインしてください。(キャッシュを無効にしてログイン)
それでも、移行元のWordPressにログインしていることもあるので、ロリポップのWordPressであることを以下の手順で確認しましょう。
「ダッシュボード」をクリックし、「サイトヘルスステータス」の「サイトヘルス画面」をクリック。
「情報」(①)→「ディレクトリとサイズ」(②)をクリック。
ロリポップのWordPressでなかった場合は、ログアウトし、ブラウザの設定からキャッシュを削除したり、しばらく時間を置いて、再度ログインしてみましょう。
無事、ロリポップのWordPressにログインできていることを確認できたら、以降の手順を進めてください。
管理メニュー「設定」の「一般設定」(①)をクリック。
赤枠部分がhttpになっているのでhttpsに修正して、「変更を保存」をクリック。
引っ越し用プラグインの削除
引っ越しは終わったので、不要となった引っ越し用プラグイン「Lolipop Migrator」を削除しましょう。
管理画面メニュー「プラグイン」の「インストール済みプラグイン」(①)をクリック。
「Lolipop Migrator」の「無効化」と「削除」をクリック。
高速化プラグインのインストール
このサーバーとキャッシュ系プラグイン「LiteSpeed Cache」を組み合わせると、ページ表示などがより速くなる効果が期待できます。
ハイスピードプランの「WordPress簡単インストール」では、このプラグインがデフォルトでインストールされるので、ロリポップではこのプラグインの利用を推奨しているように思われます。
ただし、テーマがSWELLやCocoonの場合、キャッシュ系プラグインを利用すると表示の問題が発生することがあります。(他のプラグインでも同じかもしれません)
表示問題のリスクを理解しつつ、より高速な環境にしたい場合はインストールしてもいいでしょう。
WordPressにログインし、左のメニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。
赤枠部分に「LiteSpeed」を入力。
※入力すると自動で検索が開始
「今すぐインストール」→「有効化」とクリック。
「WordPress簡単引っ越し」の注意点
ロリポップの「WordPress簡単引っ越し」では、以下の注意点があります。
実際に、引っ越した時に気づいた点や発生したことについてまとめました。
引っ越しされないファイル
「WordPress簡単引っ越し」では、自分でアップロード/作成したファイルなどは引っ越し先に移行されないので注意してください。
おそらく、WordPressと関連がないファイルは引っ越しをしない仕様なんだと思います。
サポートセンターに確認しましたが、個別に作成したファイルは、セキュリティの観点やサイト変更による問題発生の可能性もあるため、引っ越しはしない仕様とのことでした。
ちなみに、僕が実際に引っ越しをした時には、ads.txtと.htaccess.cocoonが移行されてませんでした。
.htaccess.cocoonは、Cocoonのブラウザキャッシュ設定時に.htaccessをバックアップした時のファイルです。
キャッシュ設定で画面がおかしくなった時に.htaccess.cocoonから.htaccessへ戻すためのファイルで、引っ越し先になくてもかまいません。
それとは逆に、ads.txtがなくるとGoogleのアドセンス管理画面で警告が表示されるようになります。
対応は簡単で、引っ越し元のads.txtをそのまま引っ越し先にコピーするか、以下の記事に書いている「ads.txtを作成する方法」で対応できます。
サイトヘルスでの警告
「WordPress簡単引っ越し」すると、引っ越し先のサイトヘルスで以下の警告が出ます。
警告は、WordPressのダッシュボードで「サイトヘルス」をクリックすると確認できます。
この警告は、WordPressの動作などに影響するものではないため、放置してもかまいません。
念のため、警告を消す方法を書いておきます。(WorrdPressのwp-admin配下のinstall.phpを削除)
以下のロリポップのユーザー専用ページにアクセスし、ログインします。
「サーバーの管理・設定」(①)→「ロリポップ!FTP」(②)をクリック。
引っ越し先の「ドメイン」(①)→「wp-admin」(②)とクリックし、「install.php」(③)にチェックをつけて「削除する」をクリック。
改ざん対策だと思いますが、wp-admin/install.phpのパーミッションを書き込み不可(実際には400)に設定したことで警告が出ます。
ただ、引用元にも書いているように、WordPressのインストールの時だけ使われるファイルなので、削除しても問題ないとのこと。
3)お客様のサーバー領域に設置されているWordPressにおきまして、『install.php』ファイルのパーミッションを「000」に設定いたしました。
引用元:第三者によるユーザーサイトの改ざん被害に関するご報告 – ロリポップ!レンタルサーバー
なお、この作業に伴って、お客様に特別な変更作業を行っていただく必要はございません。
また、『install.php』はWordPressの設置時のみ利用されるファイルであり、この変更によるお客様のWordPressのご利用への影響はございません。
変更対象となったファイルを設置されているお客様には、ご登録メールアドレス宛に別途メールをお送りしております。
※パーミッション変更後の『install.php』は削除していただいて構いません。
Jetpackでの警告
引っ越し先でJetpackを使おうとすると、Jetpackの警告が出ることがあります。
この警告は、違うドメインに引っ越しをした時だけです。
警告の対応方法については、以下の記事を参考にしてください。
ロリポップ内で引っ越しをする
例えば、スタンダードプランからハイスピードプランに引っ越しをしたいという場合ですね。
そのような引っ越しでも、「WordPress簡単引っ越し」が利用できますがちょっと手順が特殊です。
スタンダードプラン → ハイスピードプランへの引っ越し(同一ドメイン)
上記手順では、「ドメイン解除」のみスタンダードプラン(引っ越し元)で作業します。
WordPress簡単引っ越し
まず、「WordPress簡単引っ越し」でハイスピードプランの「ロリポップ!ドメイン」に引っ越しをします。
「ロリポップ!ドメイン」は、ユーザー専用ページにログインした直後のトップページで確認できます。
引っ越しをする場合は、引っ越し先のサブディレクトリには引っ越しをするドメイン名を入力してください。
引っ越しが正常に終了したら、「管理者ページURL」をコピーしてメモ帳にでも貼り付けておいてください。
ドメイン解除(スタンダードプラン)
引っ越しが終わったら、スタンダードプランで引っ越しをするドメインを解除します。
メニューの「サーバーの管理・設定」→「独自ドメイン設定」で解除。
ドメイン設定
スタンダードプランで解除したドメインを、ハイスピードプランで設定します。
手順は、以下の記事の「ドメイン設定」を参考にしてください。
設定する時には、「公開(アップロード)フォルダ」も引っ越しをするドメイン名にしてください。
SSL設定(有効化)
設定できたドメインのSSL設定を有効化します。
この手順は、「SSL設定(有効化)」を参考にしてください。
WodPressのURLを変更
「ロリポップ!ドメイン」に引っ越しをしたので、このままでは引っ越しをしたドメインでアクセスすることはできません。
その問題を解決するために、WordPressの設定でURLを変更する必要があります。
メモしていた「管理者ページURL」(http://ロリポップ!ドメイン/引っ越しするドメイン/)にアクセスし、WordPressにログインします。
WordPressのメニュー「設定」→「一般」とクリックし、以下の2つのURLを引っ越しをしたドメインに変更して、下の方にある「変更を保存」をクリック。(httpもhttpsに変更)
これで、引っ越しをしたドメインでアクセスできるようになるので、確認してください。
引っ越しのポイント!
同じドメインで別なプランへ引っ越しをする場合は、引っ越し先ではそのドメインで設定はできません。
そのため、「ロリポップ!ドメイン」に引っ越しをして、引っ越し完了後にWordPressのURLを変更するという流れになります。
まとめ
他社サーバーからロリポップへWebサイトを引っ越しする場合は、ちょっと時間がかかりますが手順通りに進めばそんなに難しくありません。
ドメインそのままでも、違うドメインでも問題なく引っ越しはできるので、「WordPress簡単引っ越し」を使って効率よくWebサイトの引っ越しをしましょう!
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ロリポップの使い方の記事を中心にまとめているので、参考にしてください。
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