この記事は、ブログをロリポップからXServerに引っ越し(移行)した時の記録となっています。
ただし、移行元はロリポップに限らず他のレンタルサーバーでも構いません。
他のサーバーからでもこの記事で紹介している手順で同じように引っ越しできるので参考にできますよ!
引っ越しでは、XServerの「簡単移行」ツールを使いましたが、移行元に必要な情報は管理者ページ(ダッシュボード)へのログインアカウント(ユーザー名/パスワード)とURLだけです。
XServerへのブログの引っ越し(移行)を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
XServerへ引っ越しする時の注意事項と事前準備
XServerへ引っ越す場合の注意点と事前準備について書いてみます。
XServer「簡単移行」ツールの注意事項
XServerの「簡単移行」ツールには以下の注意事項があるので、事前に確認してください。
- WordPressのバージョンが 4.2 ~ 5.7 であること。
- PHPのバージョンが5.3以上であること。
- WordPress.comからの移行はエラーとなる。
詳細は、以下のXServerの公式サイトを参照ください。
基本的に、かなり前に作ったサイトでない限り、上記バージョンの条件は満たしていると思います。
XServer「簡単移行」ツールを使う場合の事前準備
「簡単移行」ツールを使う場合の事前準備については、以下の通りです。
- 移行元のURLのhttpsをhttpに変更
- セキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」の無効化
まず、移行する時には、移行元と移行先とも、URLの指定はhttpsではなくhttpになります。
そのため、セキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」などで、管理画面のログインURLを標準のURLから変更している場合は、事前にプラグインを無効化して管理画面のログインURLを標準のURLに戻す必要がある。
「SiteGuard WP Plugin」を使っていない場合は、無効化の手順は不要です。
httpsからhttpsへの変更と「SiteGuard WP Plugin」の無効化の手順は、後で詳しく解説します。
XServerにドメインを追加(設定)する
最初に、移行元と同じドメイン(WordPressサイト)を移行先に追加します。
(01)まずは、XServerのサーバーパネルにログイン。
(02)「ドメイン設定」をクリック。

(02)ドメイン名を入力し、SSL利用のチェックを外して、「確認画面へ進む」をクリック。

(03)「追加する」をクリック。

(04)ドメインが追加されたので、内容を確認します。

「簡単移行」ツール実行前の準備作業(移行元の作業)
「簡単移行」ツールを実行する前に、移行元で以下の準備をします。
セキュリティ対策プラグイン(SiteGuard WP Plugin)の無効化
プラグイン「SiteGuard WP Plugin」によって管理者ページ(ダッシュボード)のURLが標準から変更されているため、このプラグインを一時的に無効化します。(移行が終了したら戻します)
(05)移行元サイトの管理者ページ(ダッシュボード)にログインし、左のメニューから「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック。

(06)「SiteGuard WP Plugin」の「無効化」をクリック。

URLの変更(https→http)
追加したドメイン(WordPressサイト)はすぐにSSL(https)は使えないため、移行の際はhttpにします。
移行先がhttpの場合には移行元もhttpにあわせる必要があるため、移行元のURLを一時的にhttpにします。(移行が終了したらhttpsに戻します)
(07)移行元サイトの管理者ページ(ダッシュボード)で、左のメニューから「設定」→「一般」をクリック。

(08)2つのhttpsをhttpに変更し、画面下の「変更を保存」をクリック。


XServerの「簡単移行」ツールで移行してみる
ここまでで、移行の準備作業を終わったので、いよいよ「簡単移行」ツールを使って移行してみます。
(09)XServerのサーバーパネルにある「WordPress簡単移行」をクリック。

サーバパネルに再度ログインした場合は以下の画面になるので、移行先のドメインの右にある「選択する」をクリックしてください。

(10)移行に必要な情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリック。
※必ず、移行元URLと一番下のURL(移行はhttpに変更してください。

上記画面の入力情報

(11)入力内容に間違いがないか確認し、「移行を開始する」をクリック。

(12)移行処理の前に、以下のように待機状態となります。(次の画面になるまでしばらく待ちます)

(13)次のように、移行処理中の画面になります。

(14)移行が完了すると以下の画面になるので「確認」をクリックします。

(15)この画面では、移行先サイトのルートURLと管理者用URL、データベースの名前を確認することができます。
※まだネームサーバーの変更が完了していないので、URLをクリックしても移行元のサイトが表示されます。

ただし、移行先サイトの確認とネームサーバーの変更作業がまだ残っているので、次の手順に進んでください。
移行が完了したので、一時的に変更したURL、プラグインを元に戻す
移行前に一時的に変更していたURLとプラグインの無効化を元に戻します。
(16)「SiteGuard WP Plugin」の「有効化」をクリック。

(17)URLをhttp→httpsに戻して、「変更を保存」をクリック。


念のため、移行先の記事などがきちんと表示されているか、確認をおすすめします。