ロリポップからエックスサーバーに引っ越し!(WordPress簡単移行)

ロリポップからエックスサーバーに引っ越し!(WordPress簡単移行)

この記事では、ロリポップからエックスサーバーにWebサイトを引っ越し(移行)をした時の手順について、くわしく解説します。

移行先はエックスサーバーですが、移行どのレンタルサーバーでも構いません。

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周世履歴
2024.03.11)

2024.07.04) わかりやすくなるように全体的に修正した。

先日、ロリポップのWebサイト(WordPressブログ)をエックスサーバーの「WordPress簡単移行」を使って引っ越し(移行)をしたので、この記事に手順をまとめてみました。

移行元はロリポップになっていますが、移行元のレンタルサーバーはどこでもかまいません。

しかも、移行の必要な情報はたった3項目だけ!

  • https://ドメイン名
  • WordPressのログインユーザー名
  • WordPressのログインパスワード

「WordPress簡単移行」の画面に従って進めるだけなので、簡単にWebサイトが移行できます。

還じい

移行先が同じドメイン名でも、違うドメイン名(いわゆるドメイン載せ替え)でも、問題なく引っ越しできますよ!

この記事では、以下の手順でWebサイトの移行(引っ越し)を進めます。

エックスサーバーへの引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてください!

Webサイトの引っ越しが終わったら、ドメインの引っ越し(移管)もやってみましょう!

ムームードメインの利用者は注意!

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ここ最近のムームードメインは、実際の移管費用にサービス維持調整費が加算される値上げ状態が続いています。

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以下の記事では、ドメインの引っ越し(移管)手順とキャンペーン情報が参考になります。

移管費用は更新費用の先払いであり、移管にかかる特別な費用ではありません。

目次

引っ越し(移行)の事前作業

参考ページ

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」についての詳細ページです。

WordPress簡単移行 | レンタルサーバーならエックスサーバー

事前作業として、移行の動作要件を満たしているかをエックスサーバーの公式ページから確認しましょう。

  • WordPressのバージョンが 4.2 ~ 6.2 であること
  • PHPのバージョンが5.3以上であること
  • 移行元のWordPressが以下に当てはまる場合、エラーとなります。

 

  • マルチサイト機能を使用している場合
  • データベースの容量が2GBを超えている場合
  • WordPress.comからの移行である場合
  • 「PHPからtar、zipコマンドのいずれも利用不可」かつ「PHPのzipモジュールが利用不可」の場合
引用元:WordPress簡単移行 | レンタルサーバーならエックスサーバー

とは言っても、バージョンなどはよっぽど古いものを使ってない限り気にする必要はないでしょう。

他は、移行元のサイトがWordPress.comを利用していなければ問題ないです。(有名どころのレンタルサーバーを使っていればOK)

動作要件よりも注意しないといけないことがあります。

それは、WordPressのログインURLが標準のURL(https://ドメイン/wp-admin)から変更されていないこと。

ログイン画面では、ひらがななどの画像認証が追加されておらず、ユーザー名とパスワードだけの入力であること。(2段階認証もNG)

還じい

この2点の条件を満たしていないと、移行処理が失敗するんですね。

「SiteGuard WP Plugin」や「XO Security」などのセキュリティ強化プラグインを使ってる場合は、上記条件を満たしていないと思われるので、プラグインを一旦無効化する必要があります。

以下は、「SiteGuard WP Plugin」または、「XO Security」の無効化手順です。

移行元サイトのログインページにログインし、左のメニューから「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック。

セキュリティ強化プラグインを無効化する

「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」の「無効化」をクリックします。

セキュリティ強化プラグインを無効化する

「WordPress簡単移行」で引っ越し(移行)をする

引っ越しする場合は、移行先のドメインが設定済みであることが前提なので、まだドメイン設定が終わっていない場合は、以下の記事を参考にしてください。

まだドメイン設定が終わっていない場合

移行先が同じドメイン名に引っ越しする場合
移行先が違うドメイン名に引っ越しする場合(ドメイン載せ替え)

↓の記事で、移行先のドメインを新規に取得

では、「WordPress簡単移行」を使ってWebサイトを移行(引っ越し)してみます。

以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。

サーバーパネル – ログイン

「WordPress簡単移行」をクリック。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する

対象となるドメインの「選択する」をクリック。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する

「WordPress移行情報入力」タブをクリックし、必要な情報を入力したら「確認画面へ進む」をクリック。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する
移行元のURL(通常はhttpsを選択。SSL対応していない場合はhttpを選択)
移行元ドメイン
移行元のWordPressログインユーザー名/パスワード
移行先のドメイン
サブディレクトリを移行する場合は、青枠部分にサブディレクトリ名を入力。
WordPress簡単移行の入力情報

入力内容を確認し、「移行を開始する」をクリック。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する

同じドメイン名に移行した場合は、次のように警告メッセージが表示されます。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する

上記警告は同じドメイン名に移行する場合に表示されますが、ネームサーバーの変更後にSSLの設定を行うので問題はありません。

違うドメイン名に移行(ドメインの載せ替え)する場合は、次のように警告は表示されません。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」でWebサイトを移行(引っ越し)する

これで、「WordPress簡単移行」を使ったWebサイトの引っ越しは完了しました。

ネームサーバを変更する

引っ越し先のドメイン名が同じ場合のみ、ネームサーバーを変更してください。

サイト(ブログ)の引っ越しにより、ドメインに紐づくネームサーバ(DNS)を、エックスサーバーのネームサーバーに変更する必要があります。

ここでの手順は、行元のドメイン管理会社は「ムームードメイン」となっていますが、他のドメイン管理サービスの場合でもエックスサーバーに変更できればOKです

ネームサーバを変更する手順です。

移行元のムームードメインのコントロールパネルにログインします。

左のメニューの「ドメイン操作」をクリックしたら「ドメイン一覧」(①)→移行元のドメイン(②)とクリックします。

引っ越しをするドメインのネームサーバーを変更する

「ネームサーバ設定変更」をクリック。

引っ越しをするドメインのネームサーバーを変更する

エックスサーバーのネームサーバー名を入力し、「ネームサーバ設定変更」をクリック。

引っ越しをするドメインのネームサーバーを変更する

移行先(エックスサーバー)のネームサーバー
※以下は選択してコピーできます。

ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp

引っ越しをするドメインのネームサーバーを変更する

これで、ネームサーバーの変更が終わりました!

移行先への切り替わりを確認する

引っ越し先のドメイン名が同じ場合のみ、Webサイトが移行先に切り替わったか確認してください。

サイト(ブログ)の引っ越しは、

引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、移行先(エックスサーバー)のIPアドレスに切り替わった時、ようやく完了となります。

IPアドレスを切り替える作業が、先に実施した「ネームサーバを変更する」ですが、その作業が完了してもすぐにIPアドレスが切り替わるわけではありません。

そのため、IPアドレスが切り替わる前にアクセスした場合、移行元にアクセスすることになるので注意してください。

還じい

経験上、遅くても次の日には切り替わることが多いです。

IPアドレスの切り替わりを確認

以降の手順で、エックスサーバーのIPアドレスに切り替わったか確認します。

移行先のIPアドレスを確認

まずは、移行先となるエックスサーバーのIPアドレスを確認。

サーバーパネルの「アカウント」にある「サーバー情報」をクリックすると、IPアドレスが確認できます。

移行先となるエックスサーバーのIPアドレスを確認

引っ越したサイトのIPアドレスを確認

次に、引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、さきほど確認したエックスサーバーのIPアドレスに切り替わったか確認します。

確認には、Windowsのコマンドプロンプトを利用しますが、起動方法は2つあるので好きな方で試してください。

ファイル名を指定して実行

Windowsキーと「R」を同時に押し、「cmd」+「Enter」キーを入力。

引っ越したドメインのIPアドレスを確認する
検索ボックス

スタートメニューの右にある検索ボックスで、「cmd」+「Enter」キーを入力。

引っ越したドメインのIPアドレスを確認する

起動したコマンドプロンプトで、「ping + 半角スペース + ドメイン名」と入力してEnterキーを押すと、以下のようにIPアドレスが表示されます。

引っ越したドメインのIPアドレスを確認する

黄色枠部分が、エックスサーバーのIPと一致してれば切り替わりが完了です。

一致していない場合は、もう少し待ってみましょう。

これで、ネームサーバーの変更が終わりです。

SSLの設定と反映を確認する

引っ越し先のドメイン名が同じ場合のみ、SSLの設定と反映を確認してください。

同じドメイン名に移行した場合は以下の警告が表示されるので、SSLの設定設定の反映確認をしていきます。

引っ越しをしたドメインのSSLの設定と反映を確認する

SSLを設定する

まずはSSLの設定。

サーバーパネルの「ドメイン」→「SSL設定」をクリック。

引っ越しをしたドメインのSSLを設定する

対象となるドメインの「選択する」をクリック。

引っ越しをしたドメインのSSLを設定する

「変更」→「ONにする」をクリック。

引っ越しをしたドメインのSSLを設定する

しばらくすると、以下の画面が表示されて設定が完了となります。

引っ越しをしたドメインのSSLを設定する

これで、ドメインのSSL設定が終わりです。

SSL設定の反映を確認する

ドメイン設定の画面で「無料独自SSL設定が反映するまで、最大1位時間かかる」と書かれていたように、反映されまで1時間ほどかかるようです。

httpsで始まる「https://ドメイン名」にアクセスして表示された内容によって、反映が確認できます。

次のどちらかの表示になったら、まだSSL設定の反映は終わっていません。

引っ越しをしたドメインのSSL設定反映を確認する
引っ越しをしたドメインのSSL設定反映を確認する

次のように鍵マークとなって、WordPressのページが表示されたら反映が完了です。

引っ越しをしたドメインのSSL設定反映を確認する

これで、「WordPress簡単移行」を使ったWebサイトの引っ越しが完全に終了しました。

インストールされた移行用プラグインを削除

移行が完全に終了したら、移行元と移行先にインストールされた移行用プラグイン「Xserver Migrator」を削除しましょう。

管理画面メニュー「プラグイン」の「インストール済みプラグイン」(①)をクリック。

エックスサーバーの移行用プラグイン(Xserver Migrator)を削除する

「Xserver Migrator」の「無効化」→「削除」をクリック。

エックスサーバーの移行用プラグイン(Xserver Migrator)を削除する

移行元と移行先の両方とも忘れずに削除してください(不要なプラグインは削除!)

引っ越しをしたサイトを表示できるようにする

この手順は必須ではありません。

「WordPress簡単移行」で移行したドメイン(Webサイト)は、そのままでは「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示されません。

「インストール済みWordPress一覧」に表示されない場合、次のようなデメリットがあります。

  • 「サイトコピー」が使えない。
  • MySQLのユーザー(DB接続ユーザー名)が確認できない。

引っ越しをしたサイトのコピーやサイトの削除をすることがなければ、このままでも問題ありません。

ただ、「サイトコピー」はバックアップ新規サイトの開設に利用できるので、かなり便利ですよ!

もし、引っ越しをしたサイトのコピーが必要になった場合は、次の手順で「インストール済みWordPress一覧」に追加表示しましょう。

サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」をクリック。

引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする

引っ越しをしたドメインの「選択する」をクリック。

引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする

「追加」をクリック。

引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする

「追加する」をクリック。

引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする

これで「インストール済みWordPress一覧」に追加されたので、「戻る」をクリックして一覧を確認します。

引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする
引っ越をしたサイトを「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする

これで、「インストール済みWordPress一覧」に引っ越しをしたサイトを表示させることができました。

まとめ

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」を使うと簡単にWebサイトの引っ越しができます。

同じドメイン名でも、違うドメイン名(ドメイン載せ替え)でも問題なく引っ越しができるので、サイトの引っ越しを検討している人は、「WordPress簡単移行」を使ってみてください!

Webサイトの引っ越しが終わったら、ドメインの引っ越し(移管)もやってみましょう!

ムームードメインの利用者は注意!

ムームードメインの値上げについて

ここ最近のムームードメインは、実際の移管費用にサービス維持調整費が加算される値上げ状態が続いています。

わかりやすい「シンプル料金宣言」をしているXserverドメインへの移管がおすすめです。(実際安いです)

料金体系について | ドメインの取得も更新も国内最安値! | Xserverドメイン

以下の記事では、ドメインの引っ越し(移管)手順とキャンペーン情報が参考になります。

移管費用は更新費用の先払いであり、移管にかかる特別な費用ではありません。

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