この記事では、ロリポップからエックスサーバー(Xserver)にWordPressを引っ越し(移行)をした時の手順について解説します。
移行先はエックスサーバーを対象としていますが、移行元はどのレンタルサーバーでも構いません。
2024.03.11)
- 「引っ越したサイトのIPアドレスを確認」の変更。
- 「WordPress簡単移行」で移行したドメインを、「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示させる手順を追加。
「WordPress簡単移行」で移行したドメイン情報を表示できるようにする
先日、ロリポップにあったWordPress(ブログ)をエックスサーバー(Xserver)の「WordPress簡単移行」を使って、引っ越し(移行)をしてみました。
移行元の必要な情報は3項目だけ!
サイトURL | https://ドメイン名 |
管理ページのログインユーザー名 | https://ドメイン名/wp-adminのユーザー名 |
管理ページのログインパスワード | https://ドメイン名/wp-adminのパスワード |
「WordPress簡単移行」の画面に従って入力するだけで、10分もあれば移行が完了するので、他のレンタルサーバーからエックスサーバーへの引っ越し(移行)が簡単にできます。
この記事では以下の手順で移行を進めます。
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する
エックスサーバーへの引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてください!
ムームードメインを使っている人は、
ムームードメインが値上げをしているので、更新費用が安くなるXserverドメインへの移管をおすすめします。
実際にドメインの引っ越し(ドメイン移管)をした時の手順をわかりやすくまとめました。
現在、Xserverドメインでは「.com」「.net」「.jp」などの人気ドメインを、「1円」で移管(更新)できるキャンペーンを2024年4月2日(火)まで実施しています。
移行の動作要件と事前作業
① 移行の動作要件と事前作業 今ここ!
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する
移行の手順の前に、次の動作要件と事前準備を確認してください。
「WordPress簡単移行」の動作要件
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件 今ここ!
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」ツールには以下の動作要件(注意事項)があるので、念のため確認しましょう。
- WordPressのバージョンが 4.2 ~ 6.2 であること
- PHPのバージョンが5.3以上であること
- 移行元のWordPressが以下に当てはまる場合、エラーとなります。
引用元:WordPress簡単移行 | レンタルサーバーならエックスサーバー
- マルチサイト機能を使用している場合
- データベースの容量が2GBを超えている場合
- WordPress.comからの移行である場合
- 「PHPからtar、zipコマンドのいずれも利用不可」かつ「PHPのzipモジュールが利用不可」の場合
動作条件としていろいろ書いてますが、よっぽど前に作ったサイトでない限り問題はないと思います。
ただし、サーバーにWordPress.comを使っている場合は移行できないですが、エックスサーバー(Xserver)、ロリポップ、などのいわゆる「レンタルサーバー」を使っていればOKです。
「WordPress簡単移行」の事前作業
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業 今ここ!
② 「WordPress簡単移行」で移行する
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する
引っ越し先のドメイン設定
引っ越し(移行)するには、事前に移行先のドメイン設定(追加)を行う必要があります。
まだドメイン設定が完了していない場合は、以下の記事を参考に設定をしてください。
セキュリティ強化プラグインの無効化
移行元のサイト(ブログ)で以下のセキュリティ強化プラグインを導入している場合は、無効にする作業が必要です。
- 「SiteGuard WP Plugin」
- 「XO Security」
「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」を使っている場合は、不正アクセス防止としてWordPressのログインURLを標準のURL(https://ドメイン/wp-admin/)から変更していることが多いと思います。
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」では、WordPressの標準のURLからログインして移行処理を実行するため、プラグインを無効化しないと移行に失敗します。
以下は、「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」を無効化する手順です。
移行元サイトのログインページにログインし、左のメニューから「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック。
「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」の「無効化」をクリックします。
2段階認証プラグインの無効化
セキュリティ強化として、WordPressへのログインを「2段階認証」にするプラグインがあります。
「2段階認証」が有効となっている場合も「WordPress簡単移行」はログインに失敗するので、事前にプラグインを無効化してください。
「WordPress簡単移行」で移行する
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する 今ここ!
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する
準備作業が終わったので、いよいよ「WordPress簡単移行」を使って移行(引っ越し)をしてみます。
以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。
「WordPress簡単移行」をクリック。
移行に必要な情報を下表に従って入力し、「確認画面へ進む」をクリック。
A、B | 移行先ドメイン |
① | 移行元のURL(httpsまたはhttpを選択) |
② | 移行元ドメイン |
③、④ | 移行元のログインユーザー名/パスワード |
⑤ | サブディレクトリに移行したい場合はサブディレクトリ名を入力 |
入力内容に間違いがないか確認し、「移行を開始する」をクリック。
次のように、移行処理中の画面になります。
移行が完了すると以下の画面になるので「確認」をクリック。
ネームサーバーの変更は、引き続き次の手順に進んでください。
ネームサーバを変更する
引っ越し先のドメイン名が同じ場合
移行元と移行先のドメイン名が同じ場合に、以降の作業に進んでください。
(移行先のドメインが異なる場合は、以降の手順は不要)
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する 今ここ!
④ 移行先への切り替わりを確認する
サイト(ブログ)の引っ越しにより、移行元のドメインのネームサーバ(DNS)を、エックスサーバーのネームサーバーに変更する必要があります。
ここでの手順は、移行元のドメイン管理会社は「ムームードメイン」を例として書いていますが、他のドメイン管理サービス(エックスサーバー、Conoha、お名前.comなど)の場合も、エックスサーバーのネームサーバーに変更すれOKです。
以下は、ネームサーバを変更する手順です。
移行元のムームードメインのコントロールパネルにログインします。
左のメニューの「ドメイン操作」をクリックしたら「ドメイン一覧」(①)→移行元のドメイン(②)とクリックします。
「ネームサーバ設定変更」をクリック。
エックスサーバーのネームサーバー名を入力し、「ネームサーバ設定変更」をクリック。
移行先(エックスサーバー)のネームサーバー
※以下は選択してコピーできます。
ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp
移行先への切り替わりを確認する
引っ越し先のドメイン名が同じ場合
移行元と移行先のドメイン名が同じ場合に、以降の作業に進んでください。
(移行先のドメインが異なる場合は、以降の手順は不要)
① 移行の動作要件と事前作業
(1) 「WordPress簡単移行」の動作要件
(2) 「WordPress簡単移行」の事前作業
② 「WordPress簡単移行」で移行する
【以下は引っ越し先もドメイン名が同じ場合に実施】
③ ネームサーバを変更する
④ 移行先への切り替わりを確認する 今ここ!
サイト(ブログ)の引っ越しは、
引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、移行先(エックスサーバー)のIPアドレスに切り替わって、ようやく完了となります。
IPアドレスを切り替える作業が、先に実施した「ネームサーバを変更する」ですが、その作業が完了してもすぐにIPアドレスが切り替わるわけではありません。
そのため、IPアドレスが切り替わる前にアクセスした場合、移行元にアクセスしてしまうので注意してください。
コーヒーでも飲んで、ゆっくり待ちましょうか。
IPアドレスの切り替わりを確認
以降の手順で、移行先のIPアドレスに切り替わったか確認します。
移行先のIPアドレスを確認
まずは、切り替わり先(移行先)となるエックスサーバーのIPアドレスを確認します。
サーバーパネルの「アカウント」にある「サーバー情報」をクリックすると、IPアドレスが確認できます。
引っ越したサイトのIPアドレスを確認
次に、引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、さきほど確認したエックスサーバーのIPアドレスに切り替わったか確認します。
ブラウザを使ったnslookupコマンドによるIPアドレスの確認方法です。
以下のサイトにアクセスし、ドメイン名またはトップページのURLを入力(①)し、「nslookupの実行」(②)をクリック。
以下の赤枠部分に、ドメインに紐づけられたIPアドレスが表示されます。
赤枠部分が、エックスサーバーのIPと一致してれば切り替わりが完了です。
一致していない場合は、もう少し待ってみましょう。
「WordPress簡単移行」での移行ドメインを表示できるようにする
「WordPress簡単移行」で移行したドメイン(Webサイト)は、通常は「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示されません。
でも、最近サーバーパネルへ追加された機能で、移行したドメインを一覧に表示できるようになりました。
「インストール済みWordPress一覧」に表示されないと、以下のデメリットがあります。
- 「サイトコピー」が使えない。
- MySQLのユーザー(DB接続ユーザー名)が確認できない。
2番目のユーザー名は、WordPressのフォルダにあるwp-config.phpを参照することで、まぁなんとか確認はできます。
ですが、「サイトコピー」は「インストール済みWordPress一覧」に表示されたドメインをコピーする機能であるため、表示されないことには「サイトコピー」は使えません。
「サイトコピー」は、バックアップや新規サイトの量産が簡単にできるので、かなり便利な機能ですよ!
移行ドメインを「インストール済みWordPress一覧」に表示できるようにする手順です。
サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」をクリック。
「WordPress簡単移行」で移行したドメインの「選択する」をクリック。
「追加」をクリック。
「追加する」をクリック。
これで「インストール済みWordPress一覧」に追加されたので、「戻る」をクリックして一覧を確認します。
まとめ
ここまで解説したように、「WordPress簡単移行」の画面に従って入力するだけで、他のレンタルサーバーからエックスサーバーへの引っ越し(移行)が簡単に終わります。
他のレンタルサーバーからの移行を考えている場合は、エックスサーバーがおすすめです。
7/10までだと、エックスサーバーへの引っ越し(移転)が「0円」で申し込めます。
エックスサーバーのエンジニアスタッフによる移転作業なので、全部おまかせで安全に引っ越しできます。
ムームードメインを使っている人は、
ムームードメインが値上げをしているので、更新費用が安くなるXserverドメインへの移管をおすすめします。
実際にドメインの引っ越し(ドメイン移管)をした時の手順をわかりやすくまとめました。
現在、Xserverドメインでは「.com」「.net」「.jp」などの人気ドメインを、「1円」で移管(更新)できるキャンペーンを2024年4月2日(火)まで実施しています。