この記事では、WordPressの管理画面にログインするユーザー名を忘れた時の対応方法について、くわしく解説していきます。
レンタルサーバーは、エックスサーバー、「ConoHa WING」、ロリポップを対象としています。
2024.05.24) 「ConoHa WING」、ロリポップのユーザー名確認方法を追加。
2024.09.04) 「ConoHa WING」のDB接続パスワードの確認方法を修正。
WordPressの管理画面にログインできない原因にはいろいろありますが、ログインユーザー名を忘れた場合もログインすることはできません。
WordPressに紐づいているデータベースでWordPressのログインユーザー名を確認することで、ログインできるようになります。
ここでは、レンタルサーバーごとのユーザー名の確認方法を書いています。
他のレンタルサーバーでも、phpMyAdminなどのようなデータベース接続ツールを使えれば、同じように確認できますよ。
ぜひ、参考にしてください!
WordPressにログインできない原因は他にもあるので、あわせて参考にしてください。
データベース情報を確認する
データベース接続ツールのphpMyAdminを使う場合は、接続するデーターベース名、DB接続ユーザー名、DB接続パスワードの情報が必要となるので、まずはこれらの情報を確認します。
レンタルサーバーごとにデーターベースなどの確認方法は違うので、以降では以下のレンタルサーバーそれぞれの確認方法を書いています。
エックスサーバー
エックスサーバーで、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。
以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。
「WordPress簡単インストール」をクリック。
ユーザー名を調べたいWebサイト(ドメイン)の「選択する」をクリック。
データーベース名、ユーザー名、パスワードを確認します。(メモにでも控えておく)
データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。
サーバーパネルのホーム画面に戻って、「phpmyadmin(MariaDB10.5)」をクリック。
メモしていた「ユーザー名」と「パスワード」を入力して「ログイン」をクリック。
phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。
これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。
ConoHa WING
「ConoHa WING」で、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。
「ConoHa WING」のコントロールパネルにログイン。
対象となるドメイン(①)を選択し、「サイト管理」(②)をクリック。
「ファイルマネージャー」をクリック。
対象の「ドメイン(Webサイト)」(①)をクリックし、「wp-config.php」(②)を選択したら右クリックで「プレビュー」(③)をクリック。
データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。
「phpMyaAdmin」をクリック。
メモしていたユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」をクリック。
phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。
これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。
ロリポップ
ロリポップで、データベース、ユーザー名、パスワードを確認する方法です。
以下のロリポップのユーザー専用ページにアクセスし、ログインします。
サイト作成ツール(①)→「WordPress簡単インストール」(②)をクリック。
一番下にある「WordPressインストール履歴」の中から、対象のWebサイト(URL)を探します。
見つかったら、データベース名、テーブル接頭辞をメモします。
次はユーザー名、パスワードを確認するので、「サーバーの管理・設定」(①)→「データベース」(②)をクリック。
データベースの一覧から、メモしていたデータベース名と一致するものを探します。
見つかったら、データベースホスト、ユーザー名をメモし、「操作する」をクリック。
「パスワード確認」をクリックすると、パスワードが表示されるのでメモします。
データベースへの接続情報が確認できたので、phpMyAdminでデータベースに接続してみます。
元の画面に戻って、「phpMyAdminを開く」をクリック。
メモしていたユーザー名、パスワードを入力、「サーバーの選択」ではメモしていたデータベースホスト名を選択して、「ログイン」をクリック。
phpMyAdminの画面が開くので、左のメニューから「データーベース名」(DB名)をクリック。
これからWordPressのログインユーザー名を確認するので、「WordPressのログインユーザー名を確認する」に進んでください。
WordPressのログインユーザー名を確認する
ここからは、全レンタルサーバー共通の手順となります。
phpMyAdminのデザインはレンタルサーバーによって若干異なりますが、データベース(テーブル)からのユーザー名、メールアドレス、権限の確認方法は同じです。
テーブル一覧から「wp_users」をクリック。
※ロリポップの場合は、接頭辞(xx_)が先頭にくっついた名前になります。
user_loginの列がログインユーザー名で、右の列にメールアドレスを確認することができます。
また、ユーザーIDを使って、別のテーブルでそのユーザーの権限を調べることもできます。
ログインユーザー名の右にuser_passという列名があります。
これはログインパスワードのことですが、これは暗号化されてデータベースに格納されるため、パスワードを知る方法はありません。(暗号化されているものを復元することもできません)
引き続きphpMyAdminのテーブル一覧で、「wp_usermeta」をクリック。
※ロリポップの場合は、接頭辞(xx_)が先頭にくっついた名前になります。
まず、user_idの列の中で、先のテーブル(wp_users)のユーザーIDと一致するものを探します。
見つけたら、「meta_key」の列にwp_capabilitiesと表示されているレコード(行)を探し、「meta_value」を確認。
そこに、[administrator]などの権限名が書かれていることを確認できます。
レコード(行)は複数ページにまたがっているので、「>」で次のページに移動できます。
まとめ
WordPressにログインするユーザー名を忘れた場合は、DBに接続してユーザー情報を確認するしかありません。
DB接続にはphpMyAmdinというツールを使うことになりますが、操作を間違うと格納されているデーターを削除する可能性もあるので、できればこのツールの利用はさけたいものです。
ユーザー名、メールアドレスは忘れないようにしましょう!
なんとかログインユーザー名がわかっても、今度はパスワードを忘れているかもしれません。
その場合は、以下のまとめ記事に書いているパスワードのリセットを試してみてください!
WordPressにログインできない原因は他にもあるので、あわせて参考にしてください。
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