この記事では、文字列の一括置換が簡単にできる「Search Regex」プラグインの使い方について、くわしく解説していきます。
2024.07.25) 特定の記事を置換する方法と投稿タイプの指定方法を追加。
既に投稿済みの記事内の文字を修正(置換)をしたい場合、修正箇所が少ない場合はそんなに手間はかからないと思います。
でも、他の記事も修正(置換)しないといけないような場合は、手作業ではどうしても手間がかかるので大変なんですよね。
しかも、修正を間違うことも考えられるので、修正箇所が多い場合は手作業による修正は避けたいもの。
そんな時は、簡単に一括置換ができるプラグインがおすすめ。
置換の箇所が多くてなかなか修正に踏み切れない人は、ぜひ参考にしてください!
置換対象が多い場合は事前バックアップがおすすめ
置換が複数の記事に及ぶ場合は置換に失敗したことを考えて事前にバックアップを取ることをおすすめします。
エックスサーバーや「ConoHa WING」では、「サイトコピー」を使うと簡単にWebサイトのバックアップができるのでおすすめです。
また、プラグインでもバックアップすることができます。
インストール/有効化
プラグイン「Search Regex」をインストールして、有効化します。
WordPressにログインし、左のメニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。
「プラグインの検索」のところに、「Search Regex」を入力。
※自動でその名前で検索される
検索された「Search Regex」の「インストール」→「有効化」をクリック。
WordPressの管理メニューから、「ツール」→「Search Regex」をクリック。
プラグイン「Search Regex」の使い方
ここでは、実際にこの【還じいブログ】で一括置換した時を例に解説します。
検索文字列 | https://XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX |
---|---|
置換文字列 | https://kanrekigg.com |
検索をしてみる
置換する前に、置換対象(箇所や記事)がどのくらいあるのかを確認するために、検索をしてみましょう。
検索文字列(置換前文字列)を入力し「検索」をクリック。
検索結果には、検索でヒットした検索文字列(オレンジ)と検索文字列が含まれる記事が表示されます。
なお、検索対象は「絞り込み」の「投稿タイプ」で確認でき、デフォルトは「投稿」、「固定ページ」が検索置換の対象です。
1か所だけ置換してみる
実際にきちんと置換されるのか、試しに1か所だけ置換する手順です。
検索文字列、置換文字列を入力し、「検索」(更新)をクリック。
※検索/置換条件が変わると、「検索」ボタンは「更新」ボタンになります。
検索結果に、置換対象の記事と置換の箇所が茶色で表示されますが、実際には置換されていません。
置換後のイメージをプレビュー表示しているだけです。
置換したい文字列の上にマウスを乗せると、「クリックで一致箇所を置換」と表示されるので、そのままクリック。
本文の検索文字列を置換文字列に書き換えて「置換」をクリック。
特定の記事だけを一括置換してみる
全ての記事ではなく、特定の記事だけを一括置換したい場合もあるでしょう。
その場合は記事のIDを指定し、指定された記事だけを一括置換してみます。
まずは、置換したい記事のIDを調査。
WordPressの管理メニューから、「投稿」→「投稿一覧」(①)をクリック。
置換したい記事のIDを確認します。
「絞り込み」の「投稿タイプ」を「ID」に変更し、条件が「等しい」になっていることを確認したら、調べた記事のIDを入力。
次に、検索文字列、置換文字列を入力し、「検索」(更新)をクリック。
※検索/置換条件が変わると、「検索」ボタンは「更新」ボタンになります。
複数の記事を指定する場合(タップで詳細を展開)
複数の記事を指定したい場合は、「絞り込み条件の追加(OR)」をクリックすると、IDが追加入力できるようになります。
絞り込みを減らしたい場合は、「ゴミ箱」のアイコンをクリック。
検索結果に、1記事だけ置換の箇所が茶色で表示されますが、実際には置換されていません。
置換後のイメージをプレビュー表示しているだけです。
IDを指定した記事だけ検索されたので、「すべて置換」をクリック。
全記事を一括置換してみる
全記事にたいして一括置換をしてみます。
検索文字列、置換文字列を入力し、「検索」(更新)をクリック。
※検索/置換条件が変わると、「検索」ボタンは「更新」ボタンになります。
検索結果に、置換対象の記事と置換の箇所が茶色で表示されますが、実際には置換されていません。
置換後のイメージをプレビュー表示しているだけです。
「すべて置換」をクリック。
検索対象の投稿タイプを指定する
プラグイン「Search Regex」の検索対象(置換対象)となる投稿タイプは、デフォルトでは投稿記事と固定ページになっています。
それ以外の投稿タイプで、例えばパターンや、ブログパーツ(SWELL独自)なども検索対象としたい場合は、投稿タイプを追加することができます。
絞り込みの投稿タイプの一番右にある選択アイコンをクリック。
ここで、検索対象に含めたい投稿タイプをチェックすればOKです。
テーマSWELLの場合
テーマCocoonの場合
置換しても更新日は更新されない
置換において、1点だけ注意事項があります。
つまり、記事内の文字列が置換されても、更新日はそのままであることに注意してください。
まとめ
既に投稿した記事に対して置換の修正が必要になった場合、手作業では修正ミスのリスクがあるため慎重に修正作業を行わなければいけません。
そんな時にプラグイン「Search Regex」を使うと、修正ミスのリスクを軽減することができます。
また、置換前に置換後のイメージも確認できるのも、おすすめポイントです。
検索置換画面を見るとちょっと難しそうに思えますが、基本的には検索文字列、置換文字列の入力だけです。
あとはせいぜい、投稿タイプを指定したり、特定の記事で絞り込むぐらいですね。
既に公開した記事の修正は慎重に行うことが大事なので、プラグイン「Search Regex」の利用をおすすめします。
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