この記事では、WordPressのバージョンをダウングレードできるプラグインの使い方について、くわしく解説していきます。
WordPressは頻繁にバージョンアップされますが、何も考えずにメジャーバージョンアップをしてしまうと不具合が発生することがあります。
現に、8/9にWordPressが6.2.2→6.3にメジャーバージョンアップされましたが、画像の表示仕様が変更になった関係で、像が縦にびよーんと伸びる問題が発生しています。(画像の縦横比率がおかしい)
現在のところ、テーマがSWELLの場合に確認されている現象ですが、他のテーマは不明です。
本来であれば、WordPrressやテーマ(テーマ側で対応する場合)の対策版を待って更新するのが筋でしょう。
ただ、対策版が出るまで待てないなど、早急に対策する必要がある場合は、WordPressをダウングレードする方法もあります。
この記事では、実際にプラグインを使ってWordPress6.3→6.2.2にダウングレードした時の手順をまとめています。
ちなみに、今回紹介するプラグインは、以下の2つの手順で簡単にダウングレードできます。
- プログインのインストール/有効化
- WordPressをダウングレード
ただし、無理やりダウングレードすることになるので、ダウングレードにより別な不具合が発生しないとは言えません。
SWELLで画像がびよーんと伸びてしまう件は、さっそく対策版がリリースされたようです。
問題が発生している人は、2.7.8.2にバージョンアップしましょう!

必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!
現在のWordPressのバージョンを確認する
念のため、現在のWordPressのバージョンを確認してみましょう。
WordPressの管理画面I(ダッシュボード)にログインし、管理画面メニュー「ダッシュボード」の「更新」をクリック。

「現在のバージョン」にバージョンが表示されます。

ダウングレードできるプラグインの使い方
これからプラグインを使ってWordPressをダウングレードする方法を解説しますが、事前にサイト(ブログ)を丸ごとバックアップすることを強くおすすめします。
サイト(ブログ)のバックアップが簡単にできるレンタルサーバーもあるので、ぜひ有効活用しましょう。
プラグインを使ったWordPressのダウングレード手順は以下の2つだけです。
- プログインのインストール/有効化
- WordPressをダウングレード
プラグインのインストール/有効化
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。

キーワードに「WP Downgrade」を入力。(入力したら自動でプラグインを検索します

「WP Downgrade」が検索されるので、「今すぐインストール」(①)をクリックし、次に「有効化」(②)をクリック。

WordPressのダウングレード
インストールと有効化が完了したので、WordPressのバージョンをダウングレードします。
管理画面メニュー「設定」(①→「WP Downgrade」(②)をクリック。

WordPressターゲットバージョンに、ダウングレードしたいバージョンを入力し、「変更を保存」をクリック。

今後、WordPressがバージョンアップされても、保存されたターゲットバージョンのままとなるので注意してください!
もし、バージョンアップしたい場合は、このプラグイン(WP Downgrade)を削除してください。
「本体(コア)のアップ/ダウングレード」をクリック。

「バージョン6.2.2-jaを再インストール」をクリック。
※入力したターゲットバージョンが表示されます。

ダウングレードが完了すると、次のような画面表示されます。

WordPressの自動更新を無効化する
これで、無事ダウングレードできましたが、WordPressのバージョンアップが「自動更新」の設定のままだと、時間が経つと自動でバージョンアップされるので、設定を変更しましょう。
自動更新の設定を解除する方法を、次の記事で詳しく書いているので参考にしてください。
また、メジャーアップをしてはいけない理由など、参考になる情報も書いています。
WordPressがバージョンアップ(更新)できない
プラグイン「WP Downgrade」の設定でターゲットバージョンを保存したままにしておくと、WordPressはターゲットバージョンで固定されてしまうため、バージョンアップすることができません。
例えば、ターゲットバージョンを「6.2.2」で保存している場合は、「6.2.2」より新しいバージョンに更新できなくなってしまいます。
以下の手順でターゲットバージョンが保存されているか確認します。
管理画面メニュー「設定」(①→「WP Downgrade」(②)


このように、ターゲットバージョンが入力されていると、このバージョンで固定されます。
WordPressをバージョンアップしたい場合は、プラグインを無効化するか削除しましょう!
必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!