この記事では、WordPressのバージョンをダウングレードできるプラグインの使い方について、くわしく解説していきます。
WordPressは頻繁にバージョンアップされますが、何も考えずにメジャーバージョンアップをしてしまうと不具合が発生することがあります。
実際に、WordPressが6.2.2→6.3にメジャーバージョンアップをし時に、記事内の画像のアスペクト比(縦横の比率)がおかしくなる現象が発生しました。
本来であれば、WordPrressやテーマ(テーマ側で対応する場合)の対策版を待って更新するのが筋でしょう。
ただ、対策版が出るまで待てないなど、早急に対策する必要がある場合は、WordPressをダウングレードする方法もあります。
ちなみに、今回紹介するプラグインは、以下の2つの手順で簡単にダウングレードできます。
- プログインのインストール
- WordPressをダウングレード
※もちろん、特定のバージョンにアップすることも可
ただし、無理やりダウングレードすることになるので、ダウングレードにより別な不具合が発生しないとは言えません。
これで、無事ダウングレードできましたが、WordPressのバージョンアップが「自動更新」の設定のままだと、時間が経つと自動でバージョンアップされるので、設定を変更しましょう。
WordPressは、無条件にメジャーバージョンアップする設定(自動更新)にしておくと、勝手にバージョンアップするので自動更新を解除しましょう!
次の記事で、解除の方法を詳しく書いています。
必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!
現在のWordPressのバージョンを確認する
念のため、現在のWordPressのバージョンを確認してみましょう。
WordPressの管理画面I(ダッシュボード)にログインし、管理画面メニュー「ダッシュボード」の「更新」をクリック。
「現在のバージョン」にバージョンが表示されます。
ダウングレードできるプラグインの使い方
これからプラグインを使ってWordPressをダウングレードする方法を解説しますが、事前にサイト(ブログ)を丸ごとバックアップすることを強くおすすめします。
サイト(ブログ)のバックアップが簡単にできるレンタルサーバーもあるので、ぜひ有効活用しましょう。
プラグインを使ったWordPressのダウングレード手順は以下の2つだけです。
プラグインのインストール
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。
キーワードに「WP Downgrade」を入力。(入力したら自動でプラグインを検索します
「WP Downgrade」が検索されるので、「今すぐインストール」(①)をクリックし、次に「有効化」(②)をクリック。
WordPressをダウングレードする
インストールと有効化が完了したので、WordPressのバージョンをダウングレードします。
管理画面メニュー「設定」(①→「WP Downgrade」(②)をクリック。
WordPressターゲットバージョンに、ダウングレードしたいバージョンを入力し、「変更を保存」をクリック。
※以下のサイトで、WordPressの全バージョンがわかります。
Release Archive – WordPress.org
ターゲットバージョンを入力したままだと、今後バージョンアップをしようとしてもターゲットバージョンに固定されてバージョンアップされません。
バージョンアップしたい場合は、プラグイン(WP Downgrade)を削除しましょう。
「本体(コア)のアップ/ダウングレード」をクリック。
「バージョン6.2.2-jaを再インストール」をクリック。
※入力したターゲットバージョンが表示されます。
ダウングレードが完了すると、次のような画面表示されます。
必須のプラグインはインストール済ですか? 次の記事でおすすめの必須プラグインを紹介しています。
不要なプラグインはインストールしたままにしないで、きちんと削除しましょう!
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