この記事では、WordPress(サイト)を丸ごとバックアップ/復元できるプラグイン「All-in-One WP Migration」の使い方について、くわしく解説していきます。
2024.12.29) 内容をわかりやすく修正した。
Webサイトをバックアップしたり移行(引っ越し)する場合は、いろんな方法があります。
その中でも、プラグイン「All-in-One WP Migration」はWordPressの管理画面の中だけでバックアップ(エクスポート)と復元(インポート)が完結できるので、かなり便利なんですよね。
この記事では、プラグイン「All-in-One WP Migration」の使い方を中心に解説していくので、ぜひ参考にしてください!
事前に、インポート時の最大アップロードサイズ(容量)を増やす場合は、以下の記事を参考にしてくさい。
インポート(アップロード)の注意事項
「All-in-One WP Migration」を使ってインポートする際は、注意点が2点あります。
PHPのバージョン違いには注意
一概にどのくらいバージョンが異なるとエラーになるかは言えません。
例えば、エクスポート側のPHPが5.6でインポート側が7.4などのような、メジャーバージョンレベル(最初の数字)で異なるとエラーになる可能性が非常に高くなります。
もしPHPのバージョンが大きく異なる場合は、以下の記事を参考にしてバージョンが新しい方に揃えることをおすすめします。
消えて困るデータはインポート前にバックアップを取る
以下の画像は、インポートを実行する前の確認画面です。
赤枠部分に表示されているように、既存(インポート先)のデータはインポートするデータで上書きされるので、消えてしまいます。
上書きされて困るデータは、インポート前にバックアップをとりましょう!
「All-in-One WP Migration」の使い方
では、「All-in-One WP Migration」を使ってエクスポート(バックアップ)したサイトデータを、別なサイトにインポート(復元)する使い方を解説します。
「All-in-One WP Migration」はエクスポート側、インポート側で必要なので、それぞれのサイトであらかじめインストールします。
「All-in-One WP Migration」のインストール
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。
キーワードに「All-in-One WP Migration」を入力。(入力したら自動でプラグインを検索します
「All-in-One WP Migration」が検索されるので、「今すぐインストール」をクリックし、次に「有効化」をクリック。
※正確な名前は「All-in-One WP Migration and Backup」です
エクスポートする(バックアップ)
エクスポート(バックアップ)するサイトのWordPress管理画面にログインし、サイトデータをエクスポート(ダウンロード)します。
管理画面メニュー「All-in-One WP Migration」の「エクスポート」(①)をクリック。
「エクスポート先」(①)をクリックし、「ファイル」(②)をクリック。
しばらく待つと以下の画面になるので、「XXXをダウンロード」のボタンをクリック。
ダウンロードされたエクスポートファイルを適当なフォルダに保存します。
インポートする(アップロード)
インポート(復元)するサイトのWordPress管理画面にログインし、エクスポートしたサイトデータをインポート(アップロード)します。
管理画面メニュー「All-in-One WP Migration」の「インポート」(①)をクリック。
以下の画面の赤枠部分に、エクスポート(ダウンロード)したファイルをドラッグ&ドロップします。
最大アップロードサイズ超過エラーが表示された!
インポートデータのサイズが最大アップロードサイズを超えた場合は、以下のエラーとなりインポートはできません。
この場合は、次の記事を参考にして最大アップロードサイズを拡張してください。
「開始」をクリック。
しばらくすると、以下の画面になったらインポートは完了です。
インポートしたサイトの確認(記事などの確認)
念のため、インポートしたサイトでWordPressの管理画面にログインできるか、確認してみましょう。
インポートしたサイトの管理画面にアクセスし、ユーザー名、パスワード(場合によってはCAPTCHAコード)を入力し、「ログイン」します。
ログインしたら、記事やカテゴリーなどが正しくインポートされているか確認しましょう。
JetPackを使っている場合は設定/認証を行う
エクスポートとは異なるドメインにインポートする時に、Jetpackというプラグインを使っていた場合はインポート側にログインすると以下の画面が表示されることがあります。
インポートすることで自動でJetpackがインストールされますが、設定やWordPress.comのアカウント認証はインポート側であらためて行う必要があるため、上の画像が表示されます。
インポート先でもJetPackを使えるようにするためには、設定→認証という手順を実行します。
先の画面で「Jetpackを設定」をクリックすると、しばらくしてから設定が完了し、以下の認証画面が表示されるので、そのまま「Approve」(認証)をクリックすると、認証が完了します。
「All-in-One WP Migration」の使い方のまとめ
ここまで、WordPressのプラグイン「All-in-One WP Migration」を使ったエクスポート(バックアップ)、インポート(復元)の使いかたについて解説しました。
便利なプラグインだけど、インポート側の最大アップロードサイズには注意しましょう!
もし、インポートでアップロードサイズを超えるエラーとなった場合は、以下の記事で最大アップロードサイズを拡張しましょう!
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