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この記事では、ムームードメインからXServerドメインに「ドメイン移管」する手順について、くわしく解説していきます。
2024.06.10)「ムームードメインの値上げについて」の、サービス維持調整費推移表を更新。
2024.07.06)手順がわかりづらいので全体的に修正をした。
2024.08.16)11/7までの1円ドメイン移管キャンペーンの情報を追加。
2024.08.20)「ドメイン移管できない場合」と「ドメイン移管でよくある質問(FAQ)」を追加。
2024.10.06)「WHOIS情報/ネームサーバーの変更」を追加。
2024.10.31)1円ドメイン移管キャンペーンの延長(11/7→1/9)による修正。
ドメインの引っ越しはしなくても特に問題はないんです。
ネームサーバーさえ変更できていれば、引っ越し先でも問題なく運営できるので。
でもですね、ドメインの引っ越し(ドメイン移管)をしていないと、管理がしづらいなど、なにかと面倒なことがあるんですよね。
また、移管することで移管費用(更新費用)が安くなることもあります。
XServerドメインへの「ドメイン移管」を検討している人には、ぜひ参考にしてください!
ドメイン乗っ取りなどのリスクを軽減!
ドメイン移管の注意点
エックスサーバーでは、ドメイン移管に関する「よくある質問」のページが用意されています。
移管に関して知りたいことや問題が発生した場合に参考にできるでしょう。
移管できないパターン
以下のページではドメインで移管が失敗するパターンが書かれているので、事前に確認することをおすすめします。
- [.jp]ドメインの場合
-
- 事前に、エックスサーバーに[.jp]ドメインを移管することを連絡していない
- ドメインの利用期限月に移管をしている
- [.com]や[.net]などの場合([.jp]以外)
-
- 認証鍵(AUTH_CODE)が誤っていた
- 移管元でレジストラロックをオフにしていなかった
※ムームードメインはデフォルトがオフなので、オフは不要 - ドメインは取得してから60日以上経過していなかった
- ドメインの利用期限(更新期限)が1週間以内になっていた
ドメインの移管ができない場合は、「ドメイン移管未完了」のメールが届きます。
ドメインを移管する
現在、ドメイン取得の方も[.com]や[.net]などが1円で取得できます。
ドメイン移管の手順では以下を前提としていますが、「ムームードメイン」以外でも同じような手続きになると思われるので、ぜひ参考にしてください。
- 移管元は「ムームードメイン」(ロリポップサーバーのドメイン管理会社)
- 移管先は「XServerドメイン」(エックスサーバーのドメイン管理会社)
では、ドメイン移管の手続きを始めましょう!
WHOIS情報変更
最初に、WHOIS情報(誰がドメインを所有しているか)と呼ばれるものを変更します。
通常は、WHOIS情報にはムームードメインの代理情報が表示されますが、変更することでアナタの個人情報(取得時に入力)が表示されるようになります。
これは移管手続きにおける一時的な変更であり、移管が完了するとエックスサーバーの代理情報が表示されるので安心してください。
ムームードメインのコントロールパネルにログインします。
「ドメイン操作」(①)→「ドメイン一覧」(②)→対象のドメイン名(③)をクリック。
僕の場合、別なドメインでは更新期限が10日後でも移管できました。
できれば、利用機縁(更新期限)の1か月以上前に移管しましょう!
「WHOIS変更」をクリック。
「お客様の情報」(①)を選択し、「変更する」(②)をクリック。
これでWHOIS情報が変更されたので、ドメインの管理メールアドレスを確認します。
以下の「WHOIS情報変更」画面で「WHOIS情報変更」をクリック。
AUTH_CODE確認
続いて、AUTH_CODEを確認します。
「ドメイン操作」(①)→「ドメイン一覧」(②)とクリックし、ドメイン名(③)をクリック。
移管申込み(移管費用支払い)
移管の申込みと移管費用の支払いをします。
「XServerドメイン」の公式ページにアクセス。
XServerドメインページの中ほどにある「ドメイン移管」をクリック。
移管ドメイン名を入力し、「検索する」をクリック。
下の方の「サーバーの申し込み」は「利用しない」にチェックをつけて、「移管手続きに進む」をクリック。
XServerにアカウントがある場合は、「XServerアカウントID」または「メールアドレス」、「パスワード」を入力して、「ログイン」をクリック。
「支払い方法」を選択して「支払い情報」を入力したら、「お申込み内容の確認」をクリック。
「同意する」にチェックをつけて「申し込む」をクリック。
移管申請
移管の申込みが終わると、移管先(XServerアカウント)のメールアドレスに「【XServerドメイン】ドメイン移管申請のお知らせ」のメールが届きます。
◆移管申請手順
[1] 現在の管理業者様に上記ドメインを弊社へ移管する旨をお伝えいただき、
レジストラロックをOFFへご変更ください。
メールの「◆移管申請手順」の部分に「レジストラロックをOFFへご変更ください。」と書かれていますが、ムームードメインの場合はドメインにロックがかかってないので、OFFにする操作は不要です。
では、移管を申請します。
「XServerアカウント」にアクセスします。
移管ドメインの「移管申請」をクリック。
メモ帳にコピーしておいた「AUTH_CODE」(①)を貼り付けて、「確認画面へ進む」(②)→「移管申請をする」(③)とクリック。
移管先の移管承認
移管申請が終わったので、移管元(ムームードメイン)のドメイン管理メールアドレスに「〇〇〇のトランスファー申請に関するご案内」のメールが届きます。
メールの赤枠部分をクリックすると以下の画面が開くので、「移管を承認する[APPROVE](確定)」をクリック。
移管元の移管承認
移管先の移管承認が終わると、移管元(ムームードメイン)のドメイン管理メールアドレスに「トランスファー申請に関する確認のご連絡」のメールが届きます。
「ドメイン移管未完了のお知らせ」メールが届いた場合
移管元に「トランスファー申請に関する確認のご連絡」のメールが届かずに、エックスサーバーの方に「ドメイン移管未完了のお知らせ」のメールが届く場合があります。
これは、移管元の方で移管を拒否されているので、「ドメイン移管できない場合」を確認してください。
メールの赤枠部分をクリックすると以下の画面が開くので、「承認する」→「決定」をクリック。
以上でXserv erドメインへのドメイン移管がすべて完了しました。
最後に、移管先(XServerアカウント)のメールアドレスに「【XServerドメイン】ドメイン移管完了のお知らせ」に届きます。
WHOIS情報/ネームサーバーの変更
ドメインの移管が完了したら、WHOIS情報やネームサーバー(新規サイトを開設する場合)を変更しましょう。
WHOIS情報の変更(代理設定)
まずはWHOIS情報の変更(代理設定)から。
これは、ドメインの管理者をエックスサーバー(代理)に変更するもので、代理設定ができてないとネットでWHOIS情報を検索した時にドメイン情報がが正しく表示されないことがあります。
引き続き、XServerアカウントの画面でWHOIS情報の代理設定を行います。
移管ドメインの右にある三点リーダーをクリックし、「Whois情報設定」をクリック。
「設定変更」をクリック。
「Whois代理公開設定」が「入力した情報で公開する」となっている場合は、代理設定ができていないのでこのまま手順を進めます。
「XServer Inc. (弊社)名義で代理公開する」と表示されていたら、代理設定は完了しているので以降の手順に進む必要はありません。
「XServer Inc. (弊社)名義で代理公開する」にチェック。
「確認画面へ進む」をクリックし、次の画面で「Whois情報を設定する」をクリック。
ネームサーバーの変更
ドメイン移管の際に、ネームサーバーなどDNSは変更されますか?
いいえ、変更されません。
引用元:ドメイン移管の際に、ネームサーバーなどDNSは変更されますか? – よくある質問
ネームサーバーなどDNSは移管元の設定がそのまま引き継がれます。
これは、移管先がエックスサーバーに限らず、どこも同じです。
ドメインの移管はあくまでもドメインの管理会社を変更するだけで、ドメイン移管後も移管元のWebサイトには継続してアクセスできます。
移管元のWebサイトをエックスサーバーに移行する場合は、以下の記事を参考にしてください。
この記事のなかでネームサーバーを変更する手順も書いています。
ネームサーバーの変更が必要な場合
引き続き、XServerアカウントの画面でネームサーバーの変更設定を行います。
移管ドメインの右にある三点リーダーをクリックし、「ネームサーバー設定」をクリック。
ドメイン適用先サービスに「XServerレンタルサーバー」を選択し、「確認画面へ進む」をクリック。
「設定を変更する」をクリック。
WHOIS情報を確認する
WHOIS情報の代理設定、ネームサーバーの変更が終わったら、ネットでWHOIS情報が正しく表示されるか確認しましょう。
次の確認手順で正しく表示されない場合は、しばらく待って再度確認しましょう。
長い時は、半日から一日程度かかる時がありますよ!
さくらインターネットのWHOIS情報のサイトをクリックし、ドメイン名を入力して「検索」をクリック。
次の3項目を確認してください。
①有効期限 | 移管したドメインの有効期限が表示されている |
---|---|
②ネームサーバー | エックスサーバーのネームサーバーになっている(画像の通り) ※ネームサーバーを変更していない場合は、移管元(ムームードメイン)のまま |
③ドメイン管理者 | 管理者や管理担当者のメールアドレスがエックスサーバーになっている(画像の通り) |
もし、有効期限が表示されていなかったり、ネームサーバーが移管元のままの場合は、しばらく待って再度確認しましょう。
また、ネームサーバーをエックスサーバーに変更していない場合は、移行元(ムームードメイン)のネームサーバーが表示されます。
ドメイン移管ができない場合
移管申請した後に、移管元のドメイン管理業者から移管を拒否されて移管が進められない場合があります。
その場合、XServerアカウントに以下の「ドメイン移管未完了」のメールが届きます。
XServerアカウントのページで移管ドメインの「移管申請状況確認」を押すと、申請に失敗しているこが確認できます。
ドメイン移管ができない原因と対応
ドメイン移管が未完了となった時は届いたメールに考えられる原因が書かれているので、確認してみましょう。
[.com]、[.net]などの場合([.jp]ドメイン以外)
よく使われる[.com]や[.net]などで移管未完了となった時の原因と対応です。([.jp]ドメインは除く)
- ドメインの利用期限(更新期限)が1週間以内になっていた
対応: 移管元でドメインを更新してから、再度移管する
→ 移管元での更新費用の支払いが発生 - ドメインは取得してから60日以上経過していなかった
対応: 60日経過してから、再度移管する - 認証鍵(AUTH_CODE)が誤っていた
対応: 再度移管した時の申請時に、正しい認証鍵(AUTH_CODE)を入力する - 移管元でレジストラロックをオフにしていなかった
対応: ロックを外してから、再度移管する
[.jp]ドメインの場合
[.jp]ドメインで移管未完了となった時の原因と対応です。
- 事前に、エックスサーバーに[.jp]ドメインを移管することを連絡していなかった
対応: [.jp]ドメイン移管を連絡してから、、再度移管する - ドメインの利用期限月に移管をした
対応: 移管元でドメインを更新してから、再度移管する
→ 更新費用の支払いが発生
問題を対応できたら再度移管をする
原因に対する対応が完了したら、再度移管することができます。
すぐに対応できない場合
対応に時間がかりそうな場合は、個人情報に変更されているWHOIS情報を一旦代理情報(ムームードメイン)に戻しましょう。
再度移管できるまの期間、個人情報(名前、住所、電話番号)が表示されてしまうのでよろしくないです。
僕の場合、ドメイン取得してから60日経過していない状態で移管しようとしたので、移管は承認されませんでした。
再度移管できるのまでの期間はかなり長かったため、以下の手順でWHOIS情報を代理情報に戻しました。(もちろん、60日経過後の移管やりなおしで移管は完了)
WHOISの個人情報を代理情報に戻す(ここをタップで手順を展開)
ムームードメインのコントロールパネルにログインします。
「ドメイン操作」(①)→「ドメイン一覧」(②)→対象のドメイン名(③)をクリック。
「WHOIS情報変更」をクリック。
「弊社の情報を代理公開」を選択し、「変更する」をクリックするとWHOIS情報が変更されます。
再度「ドメイン一覧」からドメインをクリックすると、WHOIS情報が代理公開に戻ったことが確認できます。
移管のやり直しは、条件に当てはまる方で進めてください。
- WHOIS情報を代理情報に戻した場合
-
先に書いた「WHOISの個人情報を代理情報に戻す」で、WHOISの個人情報を代理情報に戻した場合です。
この場合は、最初の「ドメインを移管する」からのやり直しとなります。
ただし、エックスサーバーでの移管費用は支払い済みなので、「移管申込み(移管費用支払い)」はスキップしてください。
- WHOIS情報を代理情報に戻していない場合
-
「移管申請」から進めてください。
移管元の更新費用には注意しよう
ドメインの更新費用は、以前はどこの管理会社でもそんなに差はなかったんですが、最近の不景気状態によって値上げが顕著になっているところも出てきてるんですよね。
例えば、ムームードメインの場合、
2023年からずっと値上げの状態が続いています。
実際に、ムームードメインから移管すると、ほとんどの場合は移管費用(更新費用)が安くなります。
ドメイン管理会社によっては、頻繁に「移管キャンペーン」を実施しているところもあります。
XServerドメインも、「1円移管」というほとんどタダのキャンペーンをよくやっているので、キャンペーンを利用しない手はないと思いますね。
ムームードメインの値上げについて
先にも書きましたが、
値上げの案内については、以下の公式サイトのページを確認してください。
簡単に書くと、電気代の値上げ、円安、ドメイン仕入れ価格の値上げなどが、値上げの要因のようです。
世の中、不景気な状態が続いているので、ある程度「しょうがないな~」とは思うんですが、中には値上げせずにずっと頑張っているところもあるんですよね。エックスサーバー(XServerドメイン)とか。
ロリポップは元々費用を安く設定したプランを提供していたので、経費の負担増はかなり大きかったのかもしれません。
その値上げですが、ちょっとわかりづらいんですよね。
「ドメインの取得/更新/移管費用」に「調整レート」と呼ばれる割合をかけたものが、「サービス維持調整費」という名目で余計に加算されます。
「.com」を例に、「サービス維持調整費」を計算してみると、
1,728円(ドメイン更新費用) * 22.5%(11月の調整レート) = 388.8円
つまり、388円が「サービス維持調整費」として「ドメインの取得/更新/移管費用」に加算されます。
そして気になる「調整レート」ですが、実は毎月変わる変動制なんですよね。
実際に、ムームードメインが公表している2023年3月~2024年6月までの「調整レート」を調べてみました。
2024.06.10追記)2024年4月 ~ 2024年6月の調整レートを追加。
どこまで上昇するんだろう?
調整が始まった2023年3月からほとんど上がりっぱなしですね。これ高止まりするんでしょうか?
正直、ずっとレートが上がっているとは思いませんでした。
ブログで稼いでいる人の中には、ドメインを大量に取得している人もいるので、ムームードメインだった場合、更新費用が馬鹿にならないと思います。
僕もムームードメインのドメインは10個ほど持っているので、更新日が近いものから順番にXServerドメインに移管する予定です。
ドメイン移管でよくある質問(FAQ)
ドメイン移管についての、質問事項と回答を以下にまとめました。
では、質問に答えましょう!
まとめ
ですが、この記事で書いている通りに手続きを進めると、遅くとも1日程度でドメイン移管が完了します。
最初の方にも書いていますが、XServerドメインに移管することで更新費用をかなり抑えることもできるので、Webサイトは引っ越しをしたけど、ドメインをそのままにしている場合は、移管をすすめてみましょう!
ドメイン乗っ取りなどのリスクを軽減!
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