この記事では、効率よくブロックの使い回しができる同期パタン(旧再利用ブロック)の使い方について解説します。
テーマはCocoonを対象としています。
クラシックエディタに比べて慣れるのに苦労するのがブロックエディタですが、慣れたら思いのほか使いやすく、また効率よく記事を書ける機能も豊富なのでおすすめです。
特に、「使い回し」ができるブロックを「再利用ブロック」として登録しておくと、記事を書く時間を大幅に短縮することができます。
【重要】「再利用ブロック」が「同期パターン」に変更されました(タップで詳細参照)
WordPress6.3から「再利用ブロック」は「同期パターン」に変更されました。
※ブロックパターンは「非同期パターン」と同等。
WordPress6.3から | WordPress6.2まで | |
---|---|---|
同期 | 同期パターン | 再利用ブロック |
非同期 | 非同期パターン | パターン(ブロックパターン) |
そして、パターン作成時に「同期/非同期」を選択できるようになりました。

複数の記事で同じことを書く場合は、積極的に「再利用ブロック」を利用して作業効率をアップしましょう!
Cocoonはパターン管理画面を簡単に開けない
WordPress標準では、WordPressの管理メニューに「パターン」管理画面のリンクは表示されません。

その点、SWELLは独自実装してるので、メニューから「パターン」管理画面を直接開くことが可能です。
でも、Cocoonは独自実装していないので直接開けないんですよね。
投稿画面から「パターン」管理画面を開くのって結構面倒なんです。

管理画面開きたいだけなのに、ちょっと面倒なんです~
1. 適当な投稿編集画面を開く。
2 右上の三点リーダーアイコンを押す。
3. メニューから「パターンの管理」を選択。
投稿画面から「パターン」管理画面を開く手順(タップで参照)


2023.12.01追記)
Cocoonでも「パターン」管理画面を直接開ける方法がありました!
https://ドメイン名/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block
WordPressのログイン後に、このURLで「パターン」管理画面を開くことができます。
ブラウザのブックマークしておけば、かなり簡単になりますね。



素晴らしい!
注意) WordPressにログインしてからURLにアクセスしてください。
カスタマイズでをメニューに「パターン」を追加する
個人的には、以下のように管理メニューに「パターン」管理画面を追加するカスタマイズをおすすめします。


カスタマイズのすすめ
PHPコードを追加するカスタマイズですが、コードをコピーするだけなので簡単です。
■参考■
ウィジェットなどにも便利なショートコードも利用できるのでおすすめです!
2023.12.01追記)
カスタマイズはおすすめですが、無理にしなくてもいいです。
既に書いているように、「パターン」管理画面を直接開けるURLが使えるので、無理にカスタマイズする必要はありません。
カスタマイズはPHPを修正することになるので、不安がある人や、修正に自信がない人は、カスタマイズはやめておきましょう!
同期パターン/非同期パターンの使い方(Cocoon編)
パターンの使い方として、以下の3点を解説していきます。
パターンの作成
同期パターン/非同期パターンを作成する方法は2つあります。
管理画面からパターン作成
まずは、管理画面からパターンを作成する方法。
WordPress管理メニューの「パターン」をクリックして、「パターン」管理画面を開きます。


カスタマイズをしていない場合は、以下のURLで直接開きましょう。
https://ドメイン名/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block
「新規追加」をクリック。


■同期パターン
「同期」を有効ににして、「生成」をクリック。


■非同期パターン
「同期」を無効ににして、「生成」をクリック。


使い回しをするブロック(パターン)を入力したら、「公開」を2回クリックして保存。


投稿画面からパターン作成
投稿編集画面から、パターンを作成する手順です。
以下のように操作。
- 使い回しをしたいブロック(複数可)を選択。
- ブロックツールバーの三点リーダーをクリック。
- 「パターン/再利用ブロックの作成」をクリック。


■同期パターン
「名前」入力→「同期」有効→「生成」


■非同期パターン
「名前」入力→「同期」無効→「生成」


パターンの記事内追加
「同期パターン」と「非同期パターン」では、記事内への追加手順が異なるので注意してください。
同期パターン
「同期パターン」は、「スラッシュ検索」が使えるので、簡単に追加できます。
①パターンの挿入位置でクリックし、「/」スラッシュのあとにパターン名を入力。
②パターンが検索されるので、該当のパターン名選択。





「/」スラッシュのあとに何文字か入力すれば、該当の「同期パターン」名が表示されますよ!
これで、カーソルがあった位置に「同期パターン」が挿入されます。
あとは、通常通り記事を保存(更新)すればOK!


非同期パターン
「非同期パターン」は、「スラッシュ検索」が使えないのでちょっと面倒ですが、ブロック一覧から選択する手順で追加します。
①パターンの挿入位置でクリック
②「+」ボタンをクリック。


①「パターン」をクリック。
②「マイパターン」をクリック。
③パターンを選択。


その記事にあわせた修正をして記事を保存(更新)すれば、パターンも保存されます。
※修正の必要があれば修正しなくてもかまいません。
パターンの編集
同期パターン/非同期パターンを編集する方法は、以下の2通りの方法があります。。
パターン編集画面で編集
「パターン編集画面」は「パターン」の管理画面から開きます。
WordPressの管理メニューから「パターン」をクリック。
「パターン編集画面」が開くので、編集したいパターンをクリックして編集します。


投稿画面で編集
投稿本文に挿入済みの「同期パターン」を編集する方法です。
「非同期パターン」は記事内追加の時に修正(編集)するので、ここでは編集手順を省略します。
投稿編集画面を開き、「同期パターン」を編集します。
編集が終わったら、「更新」をクリック。


編集した「パターン」の名前にチェックがついていることを確認し、「保存」をクリック。


注意!
「同期パターン」を修正すると、他の「同期パターン」にも反映されます!(同期)


まとめ
Cocoonの場合は、SWELLと違って「パターン」の管理画面を開く手順は面倒です。
先に紹介したカスタマイズの記事を参考にしてカスタマイズを行うと、WordPressの管理メニューから「パターン」の管理画面が開けるようになるので、操作性がぐんとアップしますよ!