この記事では、プラグインLightStart(旧WP Maintenance Mode)の使い方について、くわしく解説していきます。
これから紹介するプラグイン「LightStart」は、正式には「LightStart - Maintenance Mode, Coming Soon and Landing Page Builder」という名前です。
「WP Maintenance Mode」から「LightStart」に名前を変更しているので、プラグインの新規追加画面で「WP Maintenance Mode」を検索しても見つかりません。
「LightStart」は、メンテナンス中画面や近日公開画面(Coming Soon)を表示できるプラグインです。
ただし、サクッと簡単にメンテナンスモードにしたいのであれば、「Maintenance」の方がおすすめです。
「Maintenance」については、次の記事で使い方を詳しく書いているので、参考にしてください。
「LightStart」の特徴として、画面にSNSのアイコンを表示させることができ、近日公開画面(Coming Soon)では、公開までのカウントダウンを表示させることができます。
画面に、SNSアイコンやカウントダウンを表示させたい場合は、便利なプラグインといえるでしょう。
ぜひ、参考にしてください!
プラグイン「LightStart」の特徴(メリット/デメリット)
プラグイン「LightStart」にどんなメリット、デメリットがあるのか、以下の表で確認してください。
メリット
以下の画面に対応するテンプレートが用意されている。
・メンテナンス中
・近日公開(Coming Soon)
・ランディングページ
固定ページ(自動作成)が画面になるので、独自ブロックを使った画面のカスタマイズ(編集)が可能。
「SNSのアイコン」、「カウントダウン」を表示できる。
デメリット
インストールしても画面の修正が必要。
(すぐに運用できない)
多機能なプラグインなので、簡単に使いたい場合は、オーバースペック。
画面を編集するための独自ブロックが大量にインストールされる。
メンテナンス中画面に特化した独自ブロックが利用できるので、ちょっと見栄えのいい画面の作成が可能です。
プラグイン「LightStart」のインストール
プラグイン「LightStart」をインストール、有効化してみます。
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(①)をクリック。
プラグイン名「LightStart」を入力します(自動でプラグインの検索が実行)
「今すぐインストール」(①)→「有効化」(②)をクリック。
「Image and speed optimisation」のチェックをはずして、「Continue」をクリック。
「Image and speed optimisation」は画像と表示スピードを最適化するオプションですが、不要なのでチェックはしないでください!
「I’ll skip for now thanks!」をクリック。
「Go to settings」をクリック。
近日公開画面をカスタマイズする
インストールではデフォルトのテンプレートがインポートされているので、好きなテンプレートをインポートして、カスタマイズしていきましょう。
インポートしたテンプレートをカスタマイズ(編集)すると、画面を完成させることができます。
前の画面から引き続いて、「デザイン」をクリックします。
テンプレートは3種類用意されています。(全15画面)
- 近日公開画面(Coming Soon N)
- メンテナンス中画面(Maintenance N)
- ランディングページ(Landing Page – XXX)
テンプレート一覧で、赤枠の「Coming Soon 3」の上にマウスを乗せると「Import template」ボタンが表示されるので、そのままクリック。
「Continue」→「Go to page」とクリック。
インポートすると、「メンテナンスページ」という名前の固定ページが自動作成され、そのまま編集画面が開きます。
インポートのたびにテンプレート用の固定ページが自動で作成されます。
どのテンプレートをインポートしても「メンテナンスページ」の名前で作成されるため、作成済の固定ページは上書きされることに注意してください。
カウントダウンを設定する
公開までのカウントダウンを設定してみます。
カウントダウンブロック(①)をクリックし、サイドバーにある「Settings」タブの公開日時設定ボタン(②)をクリック。
あとは、公開予定日時(③)を入力すると、カウントダウンが始まります。
SNSアイコンを削除する
次は、SNSアイコンの追加しますが、その前に不要なSNSアイコンを削除しましょう。
ここでは、Dribbbleのアイコンを削除します。
SNSアイコンブロックをクリック。
以下の順番でクリック。
- 「ドキュメント概観」ボタン
- Dribbbleの3点リーダーアイコン
- 「削除」
SNSアイコンを追加する
インスタグラムのSNSアイコンを追加してみます。
SNSアイコンブロック(①)→「+」(②)→「すべて表示」(③)とクリック。
ウィジェットにある「Instagram」をクリック。
インスタグラムのアイコンが追加されるので、そのままアイコン(①)をクリックし、アカウントのアドレス(②)を入力したら確定アイコン(③)をクリック。
SNSのアドレスが未入力の場合、アイコンは表示されません。
そのため、デフォルトで追加されているアイコンのアドレスには、あらかじめダミーの「#」が入力されています。
デフォルトのSNSアイコンを使う場合は、「#」を削除してアドレスを入力してください。
カウントダウン、SNSアイコンの追加が完了したので、あとはテキストを適切なメッセージに変更すれば以下のような画面が完成します。
メンテナンス画面はシークレットウィンドウで開く
作成したメンテナンス画面は、「トップページ」(https://ドメイン名)を開いて確認しましょう。
WordPressにログインしたままではメンテナンス画面は表示されないため、必ずシークレートウィンドウを使ってトップページを開いてください。
プラグイン「LightStart」の削除
作成したメンテナンス画面が不要になったら、「LightStart」を削除しましょう。
「LightStart」をインストールすると、独自ブロック用のプラグイン「Otter – Page Builder Blocks & Extensions for Gutenberg」も一緒にインストールされるので、2つのプラグインを削除する必要があります。
管理画面メニュー「プラグイン」の「インストール済みプラグイン」(①)をクリック。
以下の順番で操作します。
- 2つのプラグインをチェック
- 「無効化」に変更
- 「適用」をクリック。
これで、プラグインが無効化されるので、同じ手順で「削除」を「適用」してください。
管理画面メニュー「固定ページ」の「固定ページ一覧」(①)をクリック。
「メンテナンスページ」のタイトルにマウスを乗せて、「ゴミ箱へ移動」をクリック。
まとめ
プラグイン「LightStart」は、SNSアイコンやカウントダウンがある画面を作成したい場合は、便利なプラグインじゃないでしょうか。
ただし、独自のブロックが大量にインストールするので、公開日を迎えて作成画面が不要となった時は、「LightStart」の削除をおすすめします。