この記事では、WordPress(ブログ)の記事をリダイレクト(転送)する方法について、くわしく解説していきます。
レンタルサーバーは、ConoHa WING、エックスサーバー、ロリポップを対象としています。
投稿していた記事を別のWebサイトに転送する場合は、プラグインを使う方法がありますが、今のレンタルサーバーはコントロールパネルで「転送設定」ができるところが多くなっています。
- ConoHa WING
-
「サイト転送画面」または、「.htaccess」の編集。
- エックスサーバー
-
「サイト転送画面」または、「.htaccess」の編集。
- ロリポップ
-
「.htaccess」の編集。
転送設定するとGoogleによる評価はそのまま維持されるので、記事を移行する場合は必ず転送設定するようにしましょう!
「ConoHa WING」では、AIで記事構成、見出し、タイトル、本文が簡単に生成できる「Blog Creator」がリリースされました。
「ConoHa WING」で転送設定をする
「ConoHa WING」の転送設定は、「サイト転送画面」と「.htaccess」編集の2通りの方法があります。
サイト転送画面
コントロールパネルの「サイト設定」画面で、転送設定をする方法です。
以下のコントロールパネルにログインします。
「サイト管理」メニューをクリックし、選択されているドメインを確認します。
違うドメインが選択されていたら(タップで展開)
違うドメインが選択されていたら、次の手順でドメインを切り替えます。
「切り替え」をクリック。
切り替えたいドメインの左にある「切り替え」をクリック。
転送したいドメインを選択したら、「サイト設定」をクリック。
① ~ ③をクリック。
- 基本設定
- サイト転送
- 編集アイコン
- 「+」追加ボタン
① ~ ③を入力し、「保存」をクリック。
- 「301」を選択
- 転送元のURL(ドメイン以降の部分を入力)
- 転送先のURL(httpsから始まる完全なURL)
「.htaccess」の編集
転送専用の画面を使わずに、「.htaccess」に直接転送指定を追加する方法もあります。
こちらは、複数の転送を一括で指定したい場合に便利な方法です。
① ~ ④を操作し、「保存」をクリック。
- 応用設定
- 「.htaccess設定」
- 編集アイコン
- 一番最後に、転送指定の記述を貼り付け
転送指定のフォーマット(書き方)については、「転送指定フォーマット」を参照してください。
「.htaccess」に追加した転送設定は、最初に転送設定した画面の「基本設定」→「サイト転送」で確認できます。
エックスサーバーで転送設定をする
エックスサーバーの転送設定も、「サイト転送画面」と「.htaccess」編集の2通りの方法があります。
サイト転送画面
サーバーパネルの「サイト設定」画面で、転送設定をする方法です。
以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。
「サイト転送設定」をクリック。
転送元のドメインの「選択する」をクリック。
① ~ ③を操作し、「確認画面へ進む」をクリック。
- 「リダイレクト設定追加」タブをクリック。
- 転送元のURL(ドメイン名以降の部分を入力)
- 転送先のURL(httpsから始まる完全なURL)
転送ステータスはデフォルトで「301」ですが、「302」にしたい場合は「ステータスコードを選択する」にチェックをつけ、「302」を選択する。
「追加する」をクリック。
「.htaccess」の編集
転送専用の画面を使わずに、「.htaccess」に直接転送指定を追加する方法もあります。
こちらは、複数の転送を一括で指定したい場合に便利な方法です。
ファイルマネージャーにアクセスします。
ファイルマネージャ – ログイン | レンタルサーバーならエックスサーバー
FTPのユーザーID、パスワードを入力し、「ログインする」をクリック。
※エックスサーバーと契約した時に、FTPのユーザーID、パスワードはメールで通知されています。
① ~ ④をクリック。
- 「転送元ドメイン」フォルダ
- 「public_html」フォルダ
- 「.htaccess」ファイル
- 「編集」アイコン
一番最後に、転送指定の記述を貼り付けて、「更新」をクリック。
転送指定のフォーマット(書き方)については、「転送指定フォーマット」を参照してください。
「リダイレクト設定一覧」タブをクリックすると、「.htaccess」に追加した転送設定が確認できます。
ロリポップで転送設定をする
ロリポップの転送設定は、転送設定画面はないので「.htaccess」編集のみとなります。
「.htaccess」の編集
ロリポップのユーザー専用ページで、「.htaccess」に転送設定を追加する方法です。
以下のロリポップのユーザー専用ページにアクセスし、ログインします。
「サーバーの管理・設定」(①)→「ロリポップ!FTP」(②)をクリック。
転送したいドメインをクリック。
「.htaccess」をクリック。
一番最後に転送指定を追加して「保存する」をクリックし、その後の確認画面でも「OK」をクリック。
転送指定のフォーマット(書き方)については、「転送指定フォーマット」を参照してください。
転送指定フォーマット
直接「.hataccess」に転送指定を追加する場合は、以下のフォーマットに従って記述します。
詳細は、下の表を参照ください。
① | 固定で「Redirect」を指定。 |
② | 転送ステータス(一時的な転送以外は301を指定) 301:permanent 302:temp |
③ | 転送元のURLを指定。 https://ドメイン名以降を指定。先頭に必ず”/”をつけて指定。 |
④ | 転送先のURLを指定。 転送先も同じドメインの場合は、https://ドメイン名以降を指定。先頭に必ず”/”をつけて指定。 |
転送ステータス「301」と「302」について
別のWebサイトに記事を転送する場合は、通常は転送ステータスには「301」を指定します。
「301」は、ステータス名が「permanent」で「完全」という意味になり、永久にこのURLに転送するということをあらわします。
「302」(temp)は一時的に転送する場合に指定します。
元に戻すことが前提で、一時的にサイトをメンテする場合などで、多分あまり使うことがないです。
「301」と「302」については、以下の表を参照ください。
出典:リダイレクトの種類(301と302)やSEOとの関係性
テーマの転送機能は使わない方が無難
WordPressの無料テーマCocoonでは、投稿記事の編集画面で転送設定することができます。
この機能は便利といえば便利ですが、転送設定したことを忘れて記事を下書きや非公開に変更すると、転送できなくなってしまうんですよね。
そのあたりを考慮すると、やっぱりレンタルサーバーの方で転送設定する方が無難です。
まとめ
アクセスがある記事を転送する場合は、Googleなどの検索結果で順位が下がらないように、「301」や「302」で転送設定することが大事です。
レンタルサーバーの転送設定機能を積極的に使って、きちんと転送設定をしましょう!
「ConoHa WING」では、AIで記事構成、見出し、タイトル、本文が簡単に生成できる「Blog Creator」がリリースされました。
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