この記事では、プラグインでA8.netのアフィリリンクと広告掲載URLを一括でCSV出力した時の手順について、くわしく解説していきます。
さらに、出力されたCSVを修正してA8.netへ提出(アップロード)したところまでを手順にしています。
2024.11.05) 内容の大幅な修正と「広告ごとに広告掲載URLを提出する」方法を追記
出典:【重要】広告掲載URLの提出開始についてのお知らせ – A8スタッフブログ (a8pr.jp)
※上記案内は、A8.netのにログインし、トップページにある「A8.netからのお知らせ」でも確認できます。 会員サイト
これは何かというと、
A8.netの広告(アフィリエイトリンク)を使っている人は、「プログラムID」(広告の識別ID)と「リンクを貼っているページのURL」をすべて教えて(提出)ください!
というものです。
「ステマ規制法」の施行で、広告ページの管理が必要になったんだと思われます。
A8.netへ広告掲載URLを提出する方法は、以下の2通りの方法があります。
広告を貼っているページが少ない場合は1番目の方法を、広告を貼っているページが多い場合は、2番目の方法をおすすめします。
この記事では、上記2通りの提出方法について詳しく解説します。
また、広告掲載URLを抽出する便利なプラググインの使い方もあわせて解説するので、A8.netへの広告掲載URLの提出がまだの人は、ぜひ参考にしてください!
全ページに広告掲載している時の提出は?
広告掲載されているページのURLを全て提出するのが原則ですが、サイドバーやお知らせバーなどに広告(リンク)を貼り付けている場合は、全ページのURLを提出になるので大変な作業になります。
さすがにこの点は考慮されているようで、このような場合はトップページのURLだけの提出でいいようです。(以下参照)
出典:Webサイトの共通表示エリアへ広告掲載をしている場合、全ページのURL提出が必要でしょうか?
この場合の提出手順は、「広告掲載URLを広告ごとに提出する」を参考にして、全ページ掲載している広告にトップページ(URL)を追加してください。
広告によって掲載しているページが異なる場合は、移行の手順に進みましょう!
全ての広告掲載URLを抽出できるプラグイン
サイト内のページが多いと、どのページにどの広告を貼っているか自分で調べるのはかなり大変な作業ですよね。
確認漏れも心配だし。
実は、サイト内の広告掲載ページ(アフィリエイトページ)を、以下のように全て抽出してくれる超便利なプラグインがあるんです。(CSVダウンロードも可能)
それが、人気テーマSWELLの開発担当の方が作ってくれた「Afilink Extractor」というプラグインです。
無料で提供されていて、SWELLに限らず他のテーマでも利用できるのがGood!
実際に、「Afilink Extractor」使ってSWELLとCocoonで抽出結果を確認してみました。
- SWELLの場合
-
広告の掲載がある広告タグ、パターン、ブログパーツを呼び出している投稿ページ、固定ページは全て抽出できました。
もちろん、直接広告を掲載している投稿ページ、固定ページも抽出できています。
ただし、LPのみ抽出はできなかったので、この点は注意が必要です。
- Cocoonの場合
-
パターン、アフィリエイトタグ、テンプレートを呼び出している投稿ページ、固定ページは抽出でき、直接広告を掲載している投稿ページ、固定ページも抽出できています。
SWELLとCocoonのみの確認ですが、他のテーマでもWordPress標準のパターンも含めた抽出は可能だと思われます。(ただし、テーマ独自のポストタイプが抽出できるか不明)
「Afilink Extractor」の使い方
先にも書いていますが、広告掲載のページがわかっている場合はプラグイン「Afilink Extractor」は必要ありません。
では、プラグイン「Afilink Extractor」の使い方を解説します。
プラグインのインストール
プラグイン「Afilink Extractor」をインストールします。
以下のGitHubのサイトにアクセスし、「afilink-extractor-1.0.0.zip」をクリックして、適当なフォルダにZIPファイルを保存。
※バージョンアップによりバージョン(1.0.0)の数字が増えることがあります。
管理画面メニュー「プラグイン」の「新規追加」(新規プラグインを追加)(①)をクリック。
「プラグインのアップロード」(①)をクリックし、「ファイルを選択」ボタン(②)の上に、保存したZIPファイルをドラッグ&ドロップ。
※「ファイルを選択」ボタンを押して、ZIPファイルを選択してもOK。
プラグインのインストールが完了するので、「プラグインを有効化」をクリック。
広告(アフィリエイトリンク)掲載情報を抽出
サイト内の全アフィリエイトリンクの情報を抽出してみます。
WordPress管理メニューの「a8リンク抽出」をクリック。
「リンクを抽出」をクリック。
抽出情報をCSVでダウンロード
抽出結果はCSV形式でダウンロードできます。
「CSVダウンロード」ボタンを押して、抽出したアフィリリンク情報(CSVファイル)を適当なフォルダに保存します。
広告掲載URLを広告ごとに提出する
ここでは、広告ごとに広告掲載のURLを提出(追加)する方法と削除する方法を解説します。
広告掲載URLを提出
広告掲載URLを提出する方法です。
A8.netの会員サイトにログインします。
「プログラム管理」(①)→「広告掲載URL管理」(②)とクリック。
参加中(提携中)の広告が一覧表示されるので、提出したい広告の「提出・削除」をクリック。
広告を掲載しているページのURLを追加し、「提出する」をクリック。
※複数ページで掲載している場合は、対象ページのURLを全て追加。
※広告が全ページで表示される場合は、トップページのURLを追加。
「広告掲載URL管理トップ」を押すと、前の画面に戻ります。
広告掲載URLを削除
提出している広告掲載URLを削除する方法です。
「プログラム管理」(①)→「広告掲載URL管理」(②)とクリック。
削除したい広告の「提出・削除」をクリック。
削除したいURLにチェックをつけ、「チェックしたURLを削除」をクリック。
「広告掲載URL管理トップ」を押すと、前の画面に戻ります。
広告掲載URLをCSVアップロードで一括提出する
ここでは、ダウンロードしたCSVをアップロードして、一括で広告掲載URLを提出する方法を解説します。
なお、プラグインでダウンロードしたフォーマットと、A8.netへ提出するCSVのフォーマとは異なるため、フォーマットをA8.netにあわせる編集作業が必要となります。
A8.netに提出するCSVフォーマットは、以下の手順で確認できます。
出典:広告掲載URL管理
これにたいして、プラグインでダウンロードできるCSVは以下のフォーマットなので、列の削除や列の入れ替えの編集が必要となります。
以降の編集作業では、エクセルと無料のさくらエディタを使った方法を書いています。
ただ、サクラエディタの場合は結構面倒な作業となるので、提出する数がちょっと多いぐらいであれば、直接提出した方が時間はかからないかもしれません。
直接提出する場合は、「広告掲載URLを広告ごとに提出する」を参考にしてください。
編集作業は、エクセルが使えるのであればエクセルをおすすめします。
提出用のCSVファイルを編集する【エクセル編】
エクセルでCSVを修正していきます。
CSVの修正①(不要な列、行を削除)
エクセルでCSVを開き、1行目のヘッダー行と、3列目の「使用リンク」の列を削除します。
CSVの修正②(列の入れ替え)
A列(記事url)とB列(プラグラムID)を入れ替えます。
B列全体を選択(①)し、「SHIFT」キーを押しながらドラッグ(②)して、A列の左にドロップ。
CSVの修正③(重複行を削除)
重複行を削除します(重複がなければこの手順は不要)
以下の① ~ ④)の順でクリックし、重複が見つかった場合は「OK」をクリック。
- 「行列の左上の交差部分」
- 「データ」タブ
- 「重複の削除」
- 「OK」
CSVの文字コードをUTF-8で保存
最後に、CSV内の文字コードをUTF-8に変換して、別名で保存します。
「F12」キー(①)を押し、名前を入力したら「ファイルの種類」で「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」を選択(②)し、「保存」(③)をクリック。
提出用のCSVファイルを編集する【サクラエディタ編】
フリー(無料)のテキストエディタ「サクラエディタ」を使って、CSVを修正していきます。
サクラエディタを準備する
インストール不要のポータブル版をダウンロード→起動し、CSVフォーマットを見やすいように設定変更します。
以下のサイトにアクセスして最新版(赤枠部分)をクリックすると、ダウンロードが始まるので適当なフォルダに保存します。
保存したZIPファイルを解凍し、「sakura.exe」を起動。
CSVを読み込んだ時に、各列がきれいに揃うように設定変更をします。
「設定」→「タイプ別設定一覧」とクリック。
「追加」(①)→「設定XX」(②)→「設定変更」(③)とクリック。
赤枠部分を以下のように入力/選択し、「OK」をクリック。
設定変更したので、必ずサクラエディタを再起動してください。
CSVの修正①(不要な列を削除)
ここでは例として、サンプルのCSVを使用します。
保存していたCSVファイルを、サクラエディタにドラッグ&ドロップすると、以下のように読み込まれます。
次に、3列目(使用リンク)を「矩形選択」で選択してから削除します。
CSVの修正②(列の入れ替え)
3列目が削除されたので、1列目(記事url)と2列目(プログラムID)を入れ替えます。
2列目(プログラムID)を「矩形選択」し、切り取ります。
1列目の左端(文字がないところ)で、幅が0になるように「矩形選択」し、貼り付けます。
わかりづらいですが、赤の縦線の部分で幅がないように矩形選択します。
正しく選択されると、ステータスバーに「0 col(0px) * N Lines selectd.」と表示されます(Nは行数)
CSVの修正③(不要な行を削除)
1行目(ヘッダー行)を削除します。
行番号の「1」の部分をクリックし、削除。
CSVの修正④(重複行を削除)
最後に、重複行(プラグラムID、記事urlとも同じ行)を除外します。
① ~ ③の順番でショートカットキーを押します。
- 「CTRL」 + 「A」 ※全選択
- 「ALT」 + 「A」 ※ソート
- 「ALT」 + 「M」 ※重複削除
重複行があれば、「N行をマージしました。」とメッセージが表示されます。
CSVの文字コードをUTF-8で保存
CSVの文字コードをUTF-8に変更して保存します。
「ファイル」→「名前を付けて保存」とクリック。
文字コードセットは「UTF-8」を選択し、「BOM」にチェックをつけて「保存」をクリック。
CSVをA8.netにアップロード(提出)
修正したCSVをA8.netに提出(アップロード)します。
A8.netの会員サイトにログイン。
「プログラム管理」メニューの一番下にある「広告掲載URL管理」をクリック。
「CSVアップロードで一括提出する」の中にある「ファイルを選択」ボタン(①)をクリックし、CSVファイルを選択して「開く」ボタン(②)をクリック。
「アップロード」ボタンをクリック。
定期的にプラグインで抽出結果を確認する
きちんと管理しているつもりでも、広告(アフィリエイトリンク)を貼り付けた記事を新規投稿していくと、管理から漏れることもあります。
A8.netからのメールをチェック!
3か月おきにA8.netから提出確認メールが届くので、このタイミングで「Afilink Extractor」を使って定期的に抽出結果を確認することをおすすめします。
メールの件名(タイトル) | 【A8.net】PR等の表記と広告掲載URLのご提出について |
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送信者 | A8.netサポートセンター <as-support@a8.net> ※メールアドレスは全角に替えています。 |
まとめ
手作業で広告掲載のページ(アフィリエイトページ)を抽出するのはものすごく効率が悪いので、今回紹介したプラグイン「Afilink Extractor」を使って、サクッと提出を完了させましょう!
A8.netへ提出したあとに広告の表示が増えても、再度「Afilink Extractor」を使えば簡単に再提出できますよ!
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