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この記事では、ロリポップからエックスサーバーにWebサイトを引っ越し(移行)をした時の手順について、くわしく解説します。
移行先はエックスサーバーですが、移行元はどのレンタルサーバーでも構いません。
2024.03.11)の修正内容
- 「引っ越したサイトのIPアドレスを確認」の変更。
- 「WordPress簡単移行」で移行したドメインを、「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示させる手順を追加。
「WordPress簡単移行」で移行したドメイン情報を表示できるようにする
2024.07.04) わかりやすくなるように全体的に修正した。
2024.11.05) エックスサーバーの新しいキャンペーンにあわせて修正。
2024.11.28)エックスサーバーの友達紹介割引きの変更に伴う修正。
先日、ロリポップのWebサイト(WordPressブログ)をエックスサーバーの「WordPress簡単移行」を使って引っ越し(移行)をしたので、この記事に手順をまとめてみました。
移行元はロリポップになっていますが、移行元のレンタルサーバーはどこでもかまいません。
しかも、移行元の必要な情報はたった3項目だけ!
- https://ドメイン名
- WordPressのログインユーザー名
- WordPressのログインパスワード
「WordPress簡単移行」の画面に従って進めるだけなので、簡単にWebサイトが移行できます。
移行先が同じドメイン名でも、違うドメイン名(いわゆるドメイン載せ替え)でも、問題なく引っ越しできますよ!
この記事では、以下の手順でWebサイトの移行(引っ越し)を進めます。
※移行先が違うドメイン名の場合には、1番目の手順のみ。
エックスサーバーへの引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてください!
Webサイトの引っ越しが終わったら、ドメインの引っ越し(移管)もやってみましょう!
引っ越し(移行)の事前作業
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事前作業として、移行の動作要件を満たしているかをエックスサーバーの公式ページから確認しましょう。
- WordPressのバージョンが 4.2 ~ 6.2 であること
- PHPのバージョンが5.3以上であること
- 移行元のWordPressが以下に当てはまる場合、エラーとなります。
引用元:WordPress簡単移行 | レンタルサーバーならエックスサーバー
- マルチサイト機能を使用している場合
- データベースの容量が2GBを超えている場合
- WordPress.comからの移行である場合
- 「PHPからtar、zipコマンドのいずれも利用不可」かつ「PHPのzipモジュールが利用不可」の場合
とは言っても、バージョンなどはよっぽど古いものを使ってない限り気にする必要はないでしょう。
他は、移行元のサイトがWordPress.comを利用していなければ問題ないです。(有名どころのレンタルサーバーを使っていればOK)
動作要件よりも注意しないといけないことがあります。
それは、WordPressのログインURLが標準のURL(https://ドメイン/wp-admin)から変更されていないこと。
ログイン画面では、ひらがななどの画像認証が追加されておらず、ユーザー名とパスワードだけの入力であること。(2段階認証もNG)
この2点の条件を満たしていないと、移行処理が失敗するんですね。
「SiteGuard WP Plugin」や「XO Security」などのセキュリティ強化プラグインを使ってる場合は、上記条件を満たしていないと思われるので、プラグインを一旦無効化する必要があります。
以下は、「SiteGuard WP Plugin」または、「XO Security」の無効化手順です。
移行元サイトのログインページにログインし、左のメニューから「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック。
「SiteGuard WP Plugin」、「XO Security」の「無効化」をクリックします。
「WordPress簡単移行」で引っ越し(移行)をする
引っ越しする場合は、移行先のドメインが設定済みであることが前提なので、まだドメイン設定が終わっていない場合は、以下の記事を参考にしてください。
まだドメイン設定が終わっていない場合
- 移行先が同じドメイン名に引っ越しする場合
- 移行先が違うドメイン名に引っ越しする場合(ドメイン載せ替え)
-
↓の記事で、移行先のドメインを新規に取得
では、「WordPress簡単移行」を使ってWebサイトを移行(引っ越し)してみます。
以下のサーバーパネルのURLにアクセスして、ログインします。
「WordPress簡単移行」をクリック。
対象となるドメインの「選択する」をクリック。
「WordPress移行情報入力」タブをクリックし、必要な情報を入力したら「確認画面へ進む」をクリック。
① | 移行元のURL(通常はhttpsを選択。SSL対応していない場合はhttpを選択) |
---|---|
② | 移行元ドメイン |
③ | 移行元のWordPressログインユーザー名/パスワード |
④ | 移行先のドメイン |
※サブディレクトリを移行する場合は、青枠部分にサブディレクトリ名を入力。 |
入力内容を確認し、「移行を開始する」をクリック。
違うドメイン名に移行(ドメインの載せ替え)する場合は、次のように警告は表示されません。
ネームサーバを変更する
サイト(ブログ)の引っ越しにより、ドメインに紐づくネームサーバ(DNS)を、エックスサーバーのネームサーバーに変更する必要があります。
ここでの手順は、行元のドメイン管理会社は「ムームードメイン」となっていますが、他のドメイン管理サービスの場合でもエックスサーバーに変更できればOKです。
ネームサーバを変更する手順です。
移行元のムームードメインのコントロールパネルにログインします。
左のメニューの「ドメイン操作」をクリックしたら「ドメイン一覧」(①)→移行元のドメイン(②)とクリックします。
「ネームサーバ設定変更」をクリック。
エックスサーバーのネームサーバー名を入力し、「ネームサーバ設定変更」をクリック。
移行先(エックスサーバー)のネームサーバー
※以下は選択してコピーできます。
ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp
移行先への切り替わりを確認する
サイト(ブログ)の引っ越しは、
引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、移行先(エックスサーバー)のIPアドレスに切り替わった時、ようやく完了となります。
IPアドレスを切り替える作業が、先に実施した「ネームサーバを変更する」ですが、その作業が完了してもすぐにIPアドレスが切り替わるわけではありません。
そのため、IPアドレスが切り替わる前にアクセスした場合、移行元にアクセスすることになるので注意してください。
経験上、遅くても次の日には切り替わることが多いです。
IPアドレスの切り替わりを確認
以降の手順で、エックスサーバーのIPアドレスに切り替わったか確認します。
移行先のIPアドレスを確認
まずは、移行先となるエックスサーバーのIPアドレスを確認。
サーバーパネルの「アカウント」にある「サーバー情報」をクリックすると、IPアドレスが確認できます。
引っ越したサイトのIPアドレスを確認
次に、引っ越しをしたサイトのIPアドレスが、さきほど確認したエックスサーバーのIPアドレスに切り替わったか確認します。
確認には、Windowsのコマンドプロンプトを利用しますが、起動方法は2つあるので好きな方で試してください。
- ファイル名を指定して実行
-
Windowsキーと「R」を同時に押し、「cmd」+「Enter」キーを入力。
- 検索ボックス
-
スタートメニューの右にある検索ボックスで、「cmd」+「Enter」キーを入力。
起動したコマンドプロンプトで、「ping + 半角スペース + ドメイン名」と入力してEnterキーを押すと、以下のようにIPアドレスが表示されます。
黄色枠部分が、エックスサーバーのIPと一致してれば切り替わりが完了です。
一致していない場合は、もう少し待ってみましょう。
SSLの設定と反映を確認する
同じドメイン名に移行した場合は以下の警告が表示されるので、SSLの設定と設定の反映確認をしていきます。
SSLを設定する
まずはSSLの設定。
サーバーパネルの「ドメイン」→「SSL設定」をクリック。
対象となるドメインの「選択する」をクリック。
「変更」→「ONにする」をクリック。
SSL設定の反映を確認する
ドメイン設定の画面で「無料独自SSL設定が反映するまで、最大1位時間かかる」と書かれていたように、反映されまで1時間ほどかかるようです。
これで、「WordPress簡単移行」を使ったWebサイトの引っ越しが完全に終了しました。
インストールされた移行用プラグインを削除
移行が完全に終了したら、移行元と移行先にインストールされた移行用プラグイン「XServer Migrator」を削除しましょう。
管理画面メニュー「プラグイン」の「インストール済みプラグイン」(①)をクリック。
「XServer Migrator」の「無効化」→「削除」をクリック。
移行元と移行先の両方とも忘れずに削除してください(不要なプラグインは削除!)
引っ越しをしたサイトを表示できるようにする
「WordPress簡単移行」で移行したドメイン(Webサイト)は、そのままでは「WordPress簡単インストール」の「インストール済みWordPress一覧」に表示されません。
「インストール済みWordPress一覧」に表示されない場合、次のようなデメリットがあります。
- 「サイトコピー」が使えない。
- MySQLのユーザー(DB接続ユーザー名)が確認できない。
引っ越しをしたサイトのコピーやサイトの削除をすることがなければ、このままでも問題ありません。
ただ、「サイトコピー」はバックアップや新規サイトの開設に利用できるので、かなり便利ですよ!
もし、引っ越しをしたサイトのコピーが必要になった場合は、次の手順で「インストール済みWordPress一覧」に追加表示しましょう。
サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」をクリック。
引っ越しをしたドメインの「選択する」をクリック。
「追加」をクリック。
「追加する」をクリック。
これで「インストール済みWordPress一覧」に追加されたので、「戻る」をクリックして一覧を確認します。
まとめ
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」を使うと簡単にWebサイトの引っ越しができます。
同じドメイン名でも、違うドメイン名(ドメイン載せ替え)でも問題なく引っ越しができるので、サイトの引っ越しを検討している人は、「WordPress簡単移行」を使ってみてください!
Webサイトの引っ越しが終わったら、ドメインの引っ越し(移管)もやってみましょう!
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