この記事では、WordPressのブロックエディタで使い回しができるブロックパターン(同期/非同期)の使い方について、くわしく解説していきます。
テーマは、SWELLとCocoonを対象としています。
【重要】「再利用ブロック」が「同期パターン」に変更されました(タップで詳細参照)
WordPress6.3から「再利用ブロック」は「同期パターン」に変更されました。
※ブロックパターンは「非同期パターン」と同等。
WordPress6.3から | WordPress6.2まで | |
---|---|---|
同期 | 同期パターン | 再利用ブロック |
非同期 | 非同期パターン | パターン(ブロックパターン) |
そして、パターン作成時に「同期/非同期」を選択できるようになりました。
![同期/非同期選択画面](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/09/swell_to_address_stealth_marketing_regulations_02.webp)
WordPressのブロックエディタには、使い回しができる便利なパターン(同期/非同期)が用意されています。
このパターンを上手に使いこなせると、記事を書くスピードが格段にアップするので、ぜひパターンの使い方を覚えてください。
基本的にSWELL、Cocoonも使い方は同じですが、異なる部分は追記で詳しく書いています。
同期、非同期の違いについてもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてください!
パターン(同期/非同期)の使い方
![](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/09/speech-bubble-faq.jpg)
違いを理解しておくと、使う時に戸惑うこともありませんよ!
パターンを利用するためには、3つの手順が必要です。
以降では、それぞれの手順を詳しく解説していきます。
パターンの作成
パターン(同期/非同期)の作成には、2通りの手順があります。
管理画面からパターン作成
まずは、管理画面からパターンを作成する方法。
WordPress管理メニューの「パターン」をクリック。
※WordPress6.5のCocoonの場合は、「外観」→「パターン」
SWELLの場合
![管理画面からパターン作成(SWELL)](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/menu_pattern.webp)
Cocoonの場合(WordPress6.5)
![管理画面からパターン作成(Cocoon)](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_01.webp)
Cocoonの場合(WordPress6.4)
![管理画面からパターン作成(Cocoon)](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_02.webp)
管理メニューに「パターン」が表示されない場合は、WordPressとテーマのバージョンが古いので、最新版にバージョンアップしましょう!
「新規追加」をクリック。
![「パターン」管理画面からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/how_to_use_sync_pattern_for_swell_01.webp)
WordPress6.5の場合は、パターンのタイトルを入力して、「生成」をクリック。
![「パターン」管理画面からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_03.webp)
WordPress6.4の場合は、「生成」をクリック。
![「パターン」管理画面からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_04.webp)
使い回しをするブロック(パターン)を入力したら、「公開」を2回クリックして保存。
![「パターン」管理画面からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/how_to_use_sync_pattern_for_swell_20.webp)
投稿画面からパターン作成
記事を書いている時に、「このブロックは使い回しをした方がいいな」と思うことが結構あります。
そんな時には、そのブロックを選択することで簡単にパターンを作成できます。
投稿画面で、使い回しをしたいブロック(パターン)を選択(①)
ブロックツールバーの三点リーダー(②)をクリックして、「パターンを作成」(③)をクリック。
![投稿本文からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_05.webp)
WordPress6.5の場合は、パターンのタイトルを入力して、「生成」をクリック。
![投稿本文からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_03.webp)
WordPress6.4の場合は、「生成」をクリック。
![投稿本文からパターンを作成](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_04.webp)
パターンの記事内追加
記事内に、キーボードまたは、マウスを使って、作成した同期/非同期パターンを追加(呼び出し)する手順です。
キーボードで呼び出す
キーボードの場合は、「ブロック名検索」で簡単にパターンを呼び出せるので、マウスよりこちらの方がおすすめです。
- 空ブロックで、「/」スラッシュのあとにパターン名を入力。
- 該当のパターン名を選択。
![キーボードのみでパターンの呼び出し(記事への追加)](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/how_to_use_sync_pattern_for_swell_07.webp)
![](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/09/speech-bubble-may-i-have-a-word.jpg)
「/」スラッシュのあとに何文字か入力すれば、該当の「パターン」名が表示されますよ!
マウスで呼び出す
マウスでパターンを呼び出す手順です。
空ブロックをクリックし、① ~ ③の順番でクリックしたら、呼び出したい「パターン」を選択。
- 「+」ボタン
- 「パターン」タブ
- 「すべてのパターン」
![マウスのみでパターンの呼び出し(記事への追加)](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/03/how_to_use_sync_pattern_for_swell_31.webp)
投稿画面で同期パターンを編集する
投稿画面で、追加済のパターンを直接編集することができます。(もちろんパターンの管理画面からも編集可能)
ここでは、同期パターンの編集手順を解説します。
投稿編集画面を開き、「同期パターン」を編集したら「更新」をクリック。
![投稿編集画面でパターンを編集する](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/how_to_use_sync_pattern_for_swell_10.webp)
この時、パターンの名前にチェックがついていることを確認し、「保存」をクリック。
![投稿編集画面でパターンを編集する](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/10/how_to_use_sync_pattern_for_swell_11.webp)
同期と非同期の違い
同期パターンと非同期パターンの違いを、このサイトで実際に使っているパターンを例に解説します。
同期パターンの仕様
以下は、同期パターンです。
![同期パターン](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_06.webp)
この同期パターンをいくつかの記事に追加済みですが、ボタンの下の日付はキャンペーンがかわるたびに修正する必要があります。
パターン管理画面にあるパターンの日付を修正すると、記事に追加されているすべてのパターンが自動的に修正されます。
※パターン管理画面ではなく、記事内のパターンを直接編集してもOK。
同期パターンは、記事に追加されたすべてのパターンを同じ表示で統一(同期)したい場合に利用します。
非同期パターンの仕様
続いては、非同期パターンです。
![同期パターン](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_07.webp)
すべての記事の冒頭にこの非同期パターンを追加していて、追加後に「XXXX」の部分を記事にあわせて修正しています。
非同期パターンは、同じブロックパターンを使い回したいけど、一部だけ記事にあわせて変更したい場合に利用します。
ちなみに、ブロックのアイコンで同期、非同期の判別ができます。
![アイコンでブロックを判別する](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_08.webp)
記事内のパターンを間違って編集したら
記事を書いている時に、修正するつもりじゃなかったのに間違って「パターン」を修正した時の対応です。
この場合は、「パターン」のチェックを外して「保存」すればOKです。
![記事に内に追加した「パターン」を間違って編集した場合の対応](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_19.webp)
その後に、ブラウザ(タブ)を閉じる時に以下の警告が表示されますが、「このページを離れる」をクリックしても問題ありません。
![記事に内に追加した「パターン」を間違って編集した場合の対応](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_20.webp)
Cocoon関連の補足
Cocoon関連の補足です。
Cocoonでショートコードを利用する
Cocoonのパターンはショートコードが使えるようになっています。
![Cocoonのパターン管理画面](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_09.webp)
パターンの管理画面に表示されるショートコードをコピーすることで、ウィジェットなどで簡単にパターンを呼び出すことができます。
「パターン」管理画面で呼び出したいパターンのショートコードをコピーします。
![パターンが呼び出せるショートコードの使い方](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_11.webp)
WordPress管理画面メニュー「外観」の「ウィジェット」(①)をクリック。
![パターンが呼び出せるショートコードの使い方](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/07/menu_exterior_widget_on_cocoon.webp)
ウィジェット画面の左にある「カスタムHTML」をクリック(①)し、追加先に「投稿本文下」(②)を選択したら、「ウィジェットを追加」(③)をクリック。
![パターンが呼び出せるショートコードの使い方](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_12.webp)
記事本文下にウィジェットが追加されるので、コピーしたショートコードを貼り付けて「保存」→「完了」とクリック。
![パターンが呼び出せるショートコードの使い方](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_13.webp)
![パターンが呼び出せるショートコードの使い方](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/02/how_to_use_pattern_for_cocoon_14.webp)
![](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2023/09/speech-bubble-good.jpg)
どの記事でも全く同じブロック(パターン)を表示させたい場合は、ウィジェット+ショートコードの組み合わせは、かなり便利に使えますよ!
ブロックパターン用のプラグインは不要
Cocoonがパターン対応となったので、同期パターンを作成することができたプラグイン「Custom Block Patterns」は不要となります。
![ブロックパターンが作成できるプラグイン「Custom Block Patterns」](https://kanrekigg.com/wp-content/uploads/2024/05/how_to_use_synchronous_and_asynchronous_patterns_10.webp)
使っても特に問題ありませんが、プラグインでは以下のデメリットがあります。
- 同期パターンしか作れない(非同期は不可)
- ショートコードが利用できない
- プラグインで作ったパターンは、他のテーマでは利用できない
今までこのプラグインを利用していた人には大変ですが、作成したブロックパターンを標準の同期パターンにコピペで移行することをおすすめします。
まとめ
記事の数が増えれば増えるほど、使い回しができる「パターン」を使うことで記事を書く時間を大幅に削減できます。
「パターン」は積極的に使っていきましょう!